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全日本種目別男子決勝 結果

2018年7月1日、群馬県の高崎アリーナで全日本体操種目別選手権決勝がおこなわれた。男子はこの日の結果も踏まえ、内村航平(リンガーハット)、白井健三(日体大)に続く世界選手権の代表選手が決定する。

谷川 翔 順天堂大学
全日本個人総合を制した谷川翔は世界戦の代表入りにはこの日のアピールは必須だったが……

 

ゆかは予選の順位を覆す結果となった。優勝は文句なしで白井。唯一の15点台を叩き出し6連覇を果たした。Eスコアでトップの8.733をマークした谷川航(順天堂大)が2位、予選を7位で通過した加藤凌平(コナミスポーツ)が3位に。期待されていた五島誉博(相好体操クラブ)、トップ通過の南一輝(仙台大)は着地での乱れが響き優勝を逃した。

白井 健三 日本体育大学
安定感のある演技で15.400をマークした白井

 

あん馬ではブスナリ、開脚前後移動などダイナミックな演技で観客を沸かせた長谷川智将(徳州会体操クラブ)が優勝した。2位にはセントラルスポーツの垣谷拓斗、3位は昨年の覇者・萱和磨(順天堂大)となった。世界選手権の代表入りのためには15.200以上が必要だった長谷川は「優勝できたことはうれしいが……」と15.133となった演技を複雑な表情で振り返った。

長谷川 智将 徳洲会体操クラブ
ダイナミックな演技で会場を沸かせた長谷川。唯一の15点台となる15.133で優勝した

 

接戦となったつり輪は力強くも丁寧な実施をおこなった髙橋一矢(早稲田大)が初優勝。最もDスコアの高かった(6.3)長野託也(朝日生命)、最もEスコアが高かった(8.733)野々村笙吾(セントラルスポーツ)は0.033差で同率2位となった。

髙橋 一矢 早稲田大学
接戦を制した髙橋は14.766で初優勝を果たした

 

 

跳馬はロペスハーフ、ヨー2をともに成功させ、2本ともEスコアを9点台にまとめた米倉英信(福岡大)が優勝を果たした。高さのある跳躍を披露した長谷川瑞樹(鹿屋体育大)が2位。ドリッグスの着地に失敗した白井は3位となった。予選をトップで通過した谷川航はロペスの着地でラインオーバーとなる失敗が響き5位となった。

米倉 英信 福岡大学
着地までまとめ、高得点を叩きだした米倉。決定点は唯一の15点台となる15.016だ

 

 

平行棒は1位通過の田中佑典(コナミスポーツ)が代名詞である美しい演技で連覇。高難度の技を簡単に見せる演技は会場を魅了した。この日は調子が悪かった谷川翔(順天堂大)だったが、得意種目で2位に。着地をぴたりと決めるなど持ち前の安定感ある演技でEスコア9.066と唯一の9点台をマークした。3位には瀬島龍三(徳州会体操クラブ)が入った。

田中 佑典 コナミスポーツ
キレのある動きで静と動を操る田中佑は15.233で連覇を果たす

 

最終種目の鉄棒ではダイナミックで見応えある演技が続いた。優勝はミヤチ、ブレッドシュナイダー、カッシーナなど高難度の離れ技を次々と成功させた宮地秀享(茗渓クラブ)となった。5つの離れ技を盛り込む攻めの演技構成はDスコア6.7。8名の中ではダントツのトップだった。美しい演技で高いEスコアを出した田中佑、石川大貴(福井県体操協会)が同率2位となった。

宮地 秀享 茗溪クラブ
14.900で優勝し笑顔の宮地だったが「『ミヤチ2』をいつかはやりたい」とさらなる成長を宣言

 

この結果を踏まえ、内村、白井に続き、萱、谷川航、田中佑が世界選手権代表に決定。2年ぶりの代表復帰となった田中佑は「またこの重圧ある位置に戻ってこられた」と笑顔。弟と代表枠を争った谷川航は兄の意地を見せた。

弟の谷川翔は4月の全日本個人総合選手権で最年少優勝を果たしたが、この日はミスが目立ち世界選手権の代表からは落選。8月に開催されるアジア大会に出場する。

アジア大会の代表は谷川翔、千葉健太(順天堂大)、野々村、前野風哉(鹿屋体育大)、長谷川となった。

 

 

TEXT : Ciharu Abe

About chiharu

駆け出しスポーツライターとして某野球雑誌を中心に活躍中。大学時代に体操競技に携わり、それ以来、”体操愛”に目覚める。独自の人脈で”体操”に関する様々な情報を収集する。

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