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【速報】豊田国際体操競技大会 2日目

豊田国際体操競技大会 2日目

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12月15日に行われた豊田国際2日目は男女とも花形である男子の鉄棒、女子のゆかを含む後半戦だ。開場前から行列ができていたスカイホール豊田には今年最後の演技を見るべく3700人が集まった。

まず観客を沸かせたのは笹田夏実(帝京高校)だ。平均台でG難度の、後方伸身宙返り1回ひねり上がりを成功させた。その後も安定した演技を見せ、12.700で見事優勝。美濃部ゆう(朝日生命)は、14.200で3位となった。オープン選手(得点は出るが順位はつかない)で参加したスマイル体操クラブの内山由綺は2度の落下が響き11.500であった。

最終種目のゆかでは、笹田が12.500で3位、井上和佳奈(水鳥体操館)が4位(12.250)と健闘した。オープン選手の内山と松村泰葉(中京ジムナスティッククラブ)はそれぞれ13.350、11.050だ。優勝したカナダのビクトリア・ムアーズは世界選手権で披露したI難度の後方伸身2回宙返り2回ひねり(伸身新月面)を成功させ、Dスコア6.100の圧巻の演技で14.600を出し優勝した。

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一方男子は、1種目目の跳馬で山室光史(KONAMI)が14.450で5位。白井健三(岸根高校)が自身の名前がついているシライ/キム・ヒフンでしりもちをつくなどの乱調で13.912と悔しい結果となった。優勝は見事自身の名がつくその技を成功させ15.187の高得点を出した韓国のキム・ヒフンとなった。

平行棒では2番手で登場した加藤凌平(順天堂大学)がそれまでの流れを断ち切るようなミスのない演技で15.475を出すと、内村航平(KONAMI)が15.550で頂点に立ち、ロンドンオリンピックの種目別で2位になったマルセル・ニューエン(15.250)を抜き、前日に続く1、2フィニッシュとなった。

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今大会の最終種目となった鉄棒では山室が2度の落下で12.275の6位であったが、内村は圧倒的な安定感を見せつけ唯一の15点台となる15.750で見事に優勝を果たした。

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笹田夏実の”諸刃の剣”
両足が吸い込まれるように決まった。世界でも実施されることがほとんどない「後方伸身宙返り1回ひねり上がり(G)」は笹田の得意技でもあり、また鬼門でもある。

1年を通しても成功率は決して高くない。それでも笹田はこの技に食らいついてきた。そして今年最後の大会でその努力が花開いた。
リズムに乗った笹田の演技は観衆の心をつかみ、後方伸身宙返りと後転跳びの3連続や羊とびなど高難度の技がピタリピタリと決まるたびに観客席から拍手が起こる。
下り技の屈伸ダブルでも小さく1歩にまとめ、見事に1位の座をつかみ取った。

勢いに乗った笹田はゆかでも3位となり、来年以降の目標である個人総合上位に弾みをつけた。

【TEXT:MASARU”TAROKEN”MAEDA,CHIHARU ABE PHOTO:SOHTA KITAZAWA EDIT:GOUJI “BJ”HAMAKAWA】

About hamabo

GymnasticNewsの編集人&発起人。元々はサイクルロードレースの取材をしていたが、タロケン&chiharuの”体操愛”に感化され体操を見るようになった体操素人。素人ならではの目線を大切に現在"体操"を勉強中。

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