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【速報】第68回全日本体操種目別選手権大会 女子決勝の見所

跳馬の演技をする村上茉愛。予選以上の得点で連覇を目指す
跳馬の演技をする村上茉愛。予選以上の得点で連覇を目指す

体操における女子の年齢層は非常に若い。今年の全日本種目別選手権でも14歳ながら決勝へと駒を進めた選手がいる。その選手たちは世界選手権へ出場はできない。だが世界選手権への切符は、種目別選手権で優勝しなくては手に入らない。女子の種目別決勝においてはこの事実が非常に重要なポイントとなる。

跳馬で1位通過を果たした宮川紗江(セインツ体操クラブ)は1999年生まれの14歳。世界選手権への出場権を持たない。2位通過の村上茉愛(池谷幸雄体操倶楽部)は96年生まれの17歳。昨年の世界選手権に出場し、自信を深めているだけに次こそは世界で結果を残すため、出場権は確実に手にしたい。いや、しなくてはいけない存在だ。さらに全日本個人総合、NHK杯と納得のいかない演技となっただけに鼻息は荒い。前年の優勝者としての意地、年下には負けたくないというプライドもあるだろう。宮川の若さ、そしてその勢いが上回るか、村上がプレッシャーを押しのけ連覇を果たすのか。一瞬で勝敗がつく跳馬という種目で、熱い戦いが見られることは間違いない。

 

得意の平均台で優勝を目指す平岩優奈
得意の平均台で優勝を目指す平岩優奈

平均台ではさらにし烈な戦いが見られるだろう。予選をトップ通過した美濃部ゆう(朝日生命)はベテランの意地をここで見せたい。一方の平岩優奈(三菱養和体操スクール)は全日本個人総合で3位に入り、自信を深めた15歳。個人総合の試合後に「世界戦には何としても出たい」と話しており、初めての世界選手権への切符をつかみかけているだけにそのチャンスを必ずやつかみにいきたい。
平均台は落下のリスクが非常に高い種目だ。ひとつのミスや感覚のズレが落下につながり、その減点は順位に非常に大きく関わってくる。その恐怖心に打ち勝ち、最後に笑うのは美濃部か平岩か。はたまたその下馬評すら覆す選手が現れるのか。
その戦いをその目に焼き付けてほしい。

慎重かつ大胆に。
小さい体に秘めた闘志をぶつける戦いが始まる。
優勝を果たし、世界選手権へと歩みを進める選手とは———。

TEXT : CHIHARU ABE

About chiharu

駆け出しスポーツライターとして某野球雑誌を中心に活躍中。大学時代に体操競技に携わり、それ以来、”体操愛”に目覚める。独自の人脈で”体操”に関する様々な情報を収集する。

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