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第31回全国高等学校体操競技選抜大会

2015年3月24日、広島グリーンアリーナにて第31回全国高等学校体操競技選抜大会(以下、高校選抜)が行われた。

毎年、この時期に行われる高校選抜は3年生の卒業時期と重なるため、1・2年生のみで行われる。そのため選手によって技の難度に大きな開きはあるものの、フレッシュな顔ぶれが見られるのが特徴だ。

1年生ながら力強さと美しさを備える藤井太陽(鯖江高校)
1年生ながら力強さと美しさを備える藤井太陽(鯖江高校)

 

男子1班(30名)の中で目を引いたのは、鯖江高校の藤井太陽。丸刈りでゴツゴツした印象は、あどけなさが残る表情と対照的に、力強さを感じさせる。

1年生ながら体線も美しく、今後が楽しみな存在だ。

脚前挙でしっかりとした姿勢を示す臼井大起(市立尼崎高校)
脚前挙でしっかりとした姿勢を示す臼井大起(市立尼崎高校)

 

倒立姿勢に神経を集中する松永直也(智頭農林高校)
倒立姿勢に神経を集中する松永直也(智頭農林高校)

 

女子1班(30名)では永里杏澄(常磐大学高校)の表情に目が釘付けとなった。技の難度こそ高くはないものの、演技後のその飛び切りの笑顔は、体操に求められる表現力へと繋がるだろう。

演技後の笑顔が素晴らしい永里杏澄(常磐大学高校)
演技後の笑顔が素晴らしい永里杏澄(常磐大学高校)

 

その他にも、ゆかで個性や表現力をアピールする演技が目を引いた。

コスチュームと合わせて個性が光る小田凪紗(静岡県立清流館高校)
コスチュームと合わせて個性が光る小田凪紗(静岡県立清流館高校)

 

手先から足先まで使って表現する西畑ひより(和歌山北高校)
手先、足先から表情まで全てを使って表現する西畑ひより(和歌山北高校)

 

脚を水平に伸ばした姿勢が素晴らしい植﨑梨乃(鈴峯女子高校)
脚を水平に伸ばした姿勢が素晴らしい植﨑梨乃(鈴峯女子高校)

 

男子2班(30名)には国際大会の経験がある選手も含まれ、全日本クラスと大差ない構成の選手も見られる。

その中でも自然と目が行くのが加藤凌平の弟である埼玉栄高校の加藤裕斗だ。長い脚をつま先まで伸ばした姿勢は、体操の美しさを体現している。

つま先まで一直線に伸びた姿勢が美しい加藤裕斗(埼玉栄高校)
つま先まで一直線に伸びた姿勢が美しい加藤裕斗(埼玉栄高校)

 

加藤裕斗は種目別跳馬と平行棒で優勝の他、ゆかとつり輪でも3位以内に入っており、“種目別にも強いオールラウンダー”は兄譲りと言えよう。

また高校生の大会では、筋力を要求されるつり輪で安定感の欠ける演技も多いが、2班では力強い演技が見られた。

脚前挙の姿勢が美しい遠藤和希(湘南工科大学附属高校)
脚前挙の姿勢が美しい遠藤和希(湘南工科大学附属高校)

 

個人総合優勝は、難度と安定感の両面で頭一つ抜けていた鯖江高校2年の荒屋敷響貴だった。

難度も安定感も頭一つ抜けていた荒屋敷響貴(鯖江高校)
技の捌きにも姿勢にも違いを見せつけて優勝した荒屋敷響貴(鯖江高校)

 

女子2班(30名)では技の難度と美しさの両面で戦いが繰り広げられた。

溝口和花(鯖江高校)の、高さのある後方宙返り
溝口和花(鯖江高校)の、高さのある後方宙返り

 

高さのある前後開脚とびを見せる磯部萌香(名古屋経済大学市邨高校)
思い切った前後開脚とびを見せる磯部萌香(名古屋経済大学市邨高校)

 

つま先まで神経の行き届いた宙返りを見せる原島瑛里(東京学館高校)
つま先まで神経の行き届いた宙返りを見せる原島瑛里(東京学館高校)

 

戦いを制したのは、4種目すべてを大きなミスなくこなした本田美波(市立尼崎高校)だった。2位の宮内玲奈(埼玉県立戸田翔陽高校)を1.5点以上引き離しての優勝だった。

個人総合を制した本田美波(市立尼崎高校)
個人総合を制した本田美波(市立尼崎高校)

TEXT、PHOTO : MASARU “Taroken” MAEDA

About taroken

GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。
学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。
静岡県体操協会男子3種審判資格あり。
ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。

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