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【速報】第69回全日本体操競技選手権大会2015 男女決勝

第69回全日本体操競技選手権大会3日目の26日(日)、男女決勝が東京・代々木第一体育館で行われた。

男子は内村航平(KONAMI)が史上初となる8連覇を達成した。

内村航平
演技が終わって笑顔になる内村耕平

「これまでにないくらい、朝起きた時に気持ちが上がってこなかった」と会見で語った内村ではあったが、一部の種目で難度を落としたものの、終わってみれば大過失なく乗り切っての優勝だった。

2位には田中佑典(KONAMI)が滑り込んだ。予選3位の加藤凌平(順天堂大)との持ち点の差はわずか0.05。1種目目のゆかでは両者とも15.400と全くの互角だったが、2種目目のあん馬で加藤があっさりと逆転。

加藤凌平
しなやかな体つきながら力技もしっかりとこなす加藤凌平

跳馬では田中佑典がドリッグス(伸身カサマツとび1回半ひねり;5.6)を予定していたところ、跳躍が上手くいかずにアカピアン(伸身カサマツとび1回ひねり;5.2)になった。一方、加藤は不調ながらもロペス(伸身カサマツとび2回ひねり;6.0)を成功させ、さらに引き離された。

田中佑典
技の途中でも体線の美しさを極限まで表現する田中佑典

しかしここからが田中佑典の腕の見せ所だ。平行棒では、昨年の世界選手権で平行棒銅メダリストの加藤凌平を0.6上回る15.850を出し、その差を0.55まで縮めると、得意の鉄棒で16.050を叩き出して大逆転。加藤を0.5引き離して予選と同じ2位を維持した。

早坂尚人
得意種目はゆかだが、平行棒でもダイナミックな技をこなす早坂尚人

4位は順天堂大の早坂尚人だった。予選の平行棒で16.050を出し復調ぶりを見せつけた田中和仁(徳洲会)は、予選と同じくあん馬で落下があったものの8位に収まった。

神本雄也
平行棒のバブサーは、国内では神本の実施がいちばん美しいのではないだろうか?

白井健三(日体大)はゆかと鉄棒で予定の難度が取れずにDスコアを0.3落とし、11位という結果に終わった。平行棒で16.050を出し10位となった神本雄也(日体大)との差が0.3だった。

亀山耕平のブズナリ
亀山耕平(徳洲会)は他の種目を実施せず、あん馬に集中してD7.2の構成を通しきった

 

いっぽう持ち点無しの一発勝負で行われた女子の戦いは、さながら生き残り戦のようであった。

鶴見虹子
平均台の2度の落下が悔やまれる鶴見虹子。ゆかでは以前よりも表現力を高めたようだ

1種目目に 宮川紗江(セインツ体操クラブ)が段違い平行棒で落下すると、2種目目では笹田夏美(日体大)が段違い平行棒で落下。さらに3種目目で鶴見虹子が何と平均台で2度落下するという波乱が起こる。

笹田夏美
段違い平行棒で落下があったものの、新曲のゆかでは場内を魅了した笹田夏美

また村上茉愛(日体大)はゆかの1本目のシリバス(H)で前のめりに崩れるような着地。その後は何とか演技を続けたものの、最後の屈伸ダブル(D)ができずに1回宙返りとなってしまう。

寺本明日香
全日本個人総合で初優勝した寺本明日香

最終種目では美濃部ゆう(朝日生命)も、跳馬のユルチェンコ1回ひねり(5.0)で両手をつくミス。生き残ったのは難度を落としながらもノーミスで通しきった寺本明日香(中京大/レジックスポーツ)だった。

女子全日本個人総合表彰台
女子全日本個人総合表彰台はフレッシュな顔ぶれ

寺本は今回が全日本個人総合初優勝となる。2位はスマイル体操クラブの内山由綺、3位には桜花高校の杉原愛子というフレッシュな顔ぶれが表彰台に並んだ。

小林研也
25年の体操人生に一区切りをつけた小林研也

また試合開始前にはKONAMIの小林研也の引退セレモニーが行われた。

 

TEXT : MASARU “Taroken” MAEDA

About taroken

GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。
学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。
静岡県体操協会男子3種審判資格あり。
ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。

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