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植松鉱治、引退を決断

11月28、29日に代々木第一体育館で開催される全日本団体選手権を最後に、KONAMIの植松鉱治が現役を引退することを明かした。

「引退は去年から決めていた。世界選手権に出場できなかったらやめよう、と」

自らを追い込むためだった。

もう一度勝負するために。

そしてあと一歩のところで出場権を逃し、決意は固まった。

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大阪で生まれた植松は小学校1年生で体操と出合い、体操の名門・清風高校、仙台大学を経てKONAMIへと進み、当時まだ徳洲会体操クラブが社会人のトップに君臨する中、KONAMIをトップチームへと押し上げた。

得意種目である鉄棒は世界トップレベル。

今年9月に行われた全日本シニア体操競技選手権大会では離れ技4連続を成功させるなど、世界でも類を見ないスペシャリストだ。

社会人2年目の2010年、世界選手権総合8位となるも、その後、その舞台からは遠ざかった。

11年には右ひざ前十字靭帯断裂という大ケガを負い、それでも不死鳥のごとく復帰すると13年の種目別選手権の鉄棒で優勝を果たした。

見る人の心を簡単に奪ってしまう。

大きくて勢いのある演技、誰にもまねできない攻めた演技構成。

鉄棒から下り技を終えたときの全く動かない着地と大きな笑顔。

必ず、観客席からも笑顔があふれ、割れんばかりの拍手が送られる。

それが植松の鉄棒の演技だ。

 

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シードのため、KONAMIの出場は29日のみ。

「自分の出る種目でチームの優勝に貢献したい」

23年間の体操人生を締めくくる最後の試合。

その目に、心に刻み込んでほしい。

 

TEXT : CHIHARU ABE

About chiharu

駆け出しスポーツライターとして某野球雑誌を中心に活躍中。大学時代に体操競技に携わり、それ以来、”体操愛”に目覚める。独自の人脈で”体操”に関する様々な情報を収集する。

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