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【速報】豊田国際1日目

2015年12月12日、豊田国際体操が愛知県のスカイホール豊田で開催された。
豊田国際体操は12、13日の2日間で行われる種目別選手権のことだ。
初日は男子がゆか、あん馬、つり輪の3種目、女子が跳馬、段違い平行棒の2種目で争われ、日本からはゆかに白井健三(日本体育大学)、早坂尚人(順天堂大学)が出場した。
あん馬には加藤凌平、萱和磨(ともに順天堂大学)、つり輪には山室光史(コナミスポーツクラブ)、小倉佳祐(早稲田大学)が選ばれている。
基本的には世界選手権のメンバーが出場しており、小倉は世界選手権の国内補欠だったため出場が決まった。

世界選手権の代表選手が出場するとあって、会場はファンで埋まった
世界選手権の代表選手が出場するとあって、会場はファンで埋まった

 

ゆかでは白井が新技の伸身リ・ジョンソンを1本目に披露。ラインオーバーはあったものの見事に成功させた。国際体操連盟の採点規則にまだ入っていないこの技は、今大会ではH難度の判定となり、Dスコア7.7と他を圧倒し15.700で2年ぶりの頂点に立った。
2位には15.350で早坂、3位は14.575でアメリカのペネフ・エディーとなった。

ゆかでメダルを獲得した左から早坂、白井、ペネフ。「自分が世界を引っ張っていきたい」と白井
ゆかでメダルを獲得した左から早坂、白井、ペネフ。「自分が世界を引っ張っていきたい」と白井

 

また、オーストラリアのレムケス・クリストファーも伸身リ・ジョンソンに挑戦したが、手をついてしまい、失敗に終わった。
今後この技が国際体操連盟に認められれば、“シライ”の名がつくことになる。

あん馬では世界選手権時よりも難度を上げて臨んだ萱が15.675で優勝、2位には14.800で加藤、3位に14.750でアメリカのキンブル・マービンが入った。

つり輪は力強さと安定感のある演技を見せつけた山室が15.250で優勝。それでも試合後の会見では「内容は悪くなかったが、シビアな点数だった。その中でも高得点を出さなければいけない」と反省を口にし、オリンピックイヤーである2016年に向けさらなる成長を誓った。
2位には14.750で小倉。また、そのルックスから日本にもファンが多いドイツのマルセル・ニューエンとベトナムのダン・ナムがともに14.650で3位となった。

 

一方女子では跳馬に村上茉愛(日本体育大学)、宮川紗江(セインツ体操クラブ)が出場。
段違い平行棒には村上と寺本明日香(中京大学)、オープン選手(点数は出るが順位には反映されない)として、地元・レジックスポーツ所属の土橋ココが出場した。

だが女子の注目は日本選手だけではない。
世界トップクラスのスター選手がそろっているロシアが参加しいている今大会。
段違い平行棒では、今年の世界選手権で異例の4名が金メダルに輝いたが、そのうちの2名である、スピリドノワ・ダリア、コモワ・ビクトリアが出場し、大いに会場を沸かせた。

跳馬では着地までうまくまとめたロシアのパセカ・マリアが15.025で優勝。村上は惜しくも14.425で2位、3位は14.400でハンガリーのデバイ・ボグラルカだった。
宮川は2本目の跳躍で尻もちをつき13.650で悔しい6位に。

跳馬で2位の村上(左)は試合後の会見で「難度を上げたい」とさらなるレベルアップをはかるつもりだ。真ん中はパセカ。右はデバイ
跳馬で2位の村上(左)は試合後の会見で「来年は難度を上げたい」とレベルアップを誓った。真ん中がパセカ、右はデバイ

 

段違い平行棒では着地こそ大きく動いたが、高さのある離れ技と流れるような美しい演技で14.500のスピリドノワが優勝し、地元で大声援を受けた寺本が14.400で2位、ハンガリーのマクラ・ノエミが14.300で3位となった。
また、注目されたコモワは2度の落下が響き13.000で7位。
土橋は12.800で終えた。

 

世界選手権個人総合6連覇の内村航平は右足アキレス腱を痛めた影響で欠場したものの、男子のゆかの演技終了後に「来年のオリンピックへ向け少し大事をとりました。演技ができず申し訳なく思っています」とファンの前であいさつ。
そして「来年のオリンピックで必ず金メダルを取って、ここで金メダルの報告をできるように戻ってきます」と伝えた。

ファンの前で金メダルの報告をした内村。来年はオリンピック金メダリストとして報告したいと意気込みを語った
ファンの前で金メダルの報告をした内村。来年はオリンピック金メダリストとして報告したいと意気込みを語った

 

TEXT :CHIHARU ABE

PHOTO: Masaru “TAROKEN” Maeda

About chiharu

駆け出しスポーツライターとして某野球雑誌を中心に活躍中。大学時代に体操競技に携わり、それ以来、”体操愛”に目覚める。独自の人脈で”体操”に関する様々な情報を収集する。

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