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努力家の笑顔 男子平行棒優勝 小林研也

6076小林研也

単独優勝を決めたその表情は喜びに満ちていた。昨年は星陽輔と同点優勝。星が引退し、優勝も見えてきたが、世間の目は違った。オリンピックへの出場も果たし、平行棒のスペシャリストと呼ばれる田中和仁(徳洲会)がいるからだ。

決勝で先に演技をしたのは小林だった。演技の安定感、一つひとつの技の完成度の高さには王者の風格さえ感じさせる。着地までしっかり決めると、Eスコア8.650を出し、15.550で暫定1位。しかし2週間前に行われたHNK杯2日目で田中和は15.600を出していた。順調に演技をこなし、残るは着地のみ。その時、田中和にしてはめずらしい着地での失敗。体勢を崩し、背中を着いてしまうほど大きく後ろに倒れた。

仲間の誰もが口をそろえるほどの「練習の虫」「努力家」。そんな小林に勝利の女神はほほえんだ。

TEXT:CHIHARU ABE

About chiharu

駆け出しスポーツライターとして某野球雑誌を中心に活躍中。大学時代に体操競技に携わり、それ以来、”体操愛”に目覚める。独自の人脈で”体操”に関する様々な情報を収集する。

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