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【速報】第70回全日本体操種目別選手権 予選結果

2016年6月4日、東京は代々木第一体育館で全日本体操種目別選手権の予選が行われた。

 

代々木第一体育館
代々木第一体育館で全日本種目別予選が行われた。

 

男子はリオデジャネイロオリンピック(以下、リオ五輪)代表の貢献度枠3枠の争いもあり、予選から高レベルの戦いが繰り広げられた。

ゆかは早坂尚人(順天堂大学)が15.600でトップ通過、鳥栖高校から筑波大学に進んだ小畠廉生が昨年同様2位に。コナミの白井勝太郎が3位と続いた。

異常事態になったのは4位で、五島誉博(仙台大)、佐藤巧(徳洲会)、内田龍真(日本体育大学)、山本威吹(関西高校)、小山仁寛(コナミスポーツ)、瀬島龍三(徳洲会)の6人が15.000で並んだ。

そのため決勝進出者が10名となり、翌日の決勝の開始時間が急遽5分繰り上げられる珍事となった。

 

亀山耕平
Dスコア6.9と抑え目の構成ながら予選トップ通過を果たした亀山耕平

 

あん馬では2013年世界選手権の金メダリスト亀山耕平(徳洲会)が15.400でトップ通過、2位に今林開人(セントラルスポーツ)、3位に長谷川智将(日本体育大学)が入った。

つり輪は武田一志(徳洲会)が15.350でトップ通過、0.1点差で山室光史(コナミスポーツ)がそれに続いた。

 

安里圭亮
短い助走からリ・セグァンを決め会場を沸かせた安里圭亮

 

跳馬は予選から激戦となり、ブラニク(前転とび前方屈伸2回宙返り=屈伸ローチェ;D6.0)とロペス(D6.0)を決めた谷川航(順天堂大学)が決定点15.475で1位通過、2位には15.225で佐藤巧(徳洲会)が入った。

3位はリ・セグァン(D6.4)とヨー2(D6.0)を実施し15.150となった安里圭亮(相好体操クラブ)、4位は15.000の山室光史だった。昨年までで3連覇の小倉佳祐(相好体操クラブ)はロペスで着地マットから足が出てしまうミスが響き14.975で5位での予選通過となった。

 

平行棒は横山聖(コナミスポーツ)が田中和仁(徳洲会)を0.5点差で抑えトップ通過を果たした。スペシャリストの神本雄也(日本体育大学)は15.350で5位での予選通過となった。

 

田中佑典
高さと美しさを併せ持つ田中佑典のヤマワキ

 

鉄棒は田中佑典(コナミスポーツ)が手堅い演技構成ながら15.350でトップ通過を果たした。

また市瀬達貴(朝日生命)が日本人で初めてシャハム(コバチ1回半ひねり;G)を成功させたが、着地で手を着いてしまい残念ながら予選通過はならなかった。

 

男子と同じくリオデジャネイロオリンピック(以下、リオ五輪)の出場枠がかかっている女子も、白熱の展開となった。

宮川紗江
2本目は難度を落としたもののダントツで1位通過となった宮川紗江

 

NHK杯はケガの影響で代表内定枠を獲得できなかった宮川紗江(セインツ体操クラブ)が女子の跳馬では唯一となる15点台、15.500をマーク。「(ケガのため)足が使えない分、基礎練習をしてきた」とより質を高めた実施で1本目のチュソビチナ、2本目のユルチェンコ1回ひねりと、ともにEスコア9点台で予選をトップ通過した。

段違い平行棒はすでに代表の内定を獲得している寺本明日香(中京大学/レジックスポーツ)、「段違い平行棒で優勝したい」と宣言した内山由綺(スマイル体操クラブ)が14.000で同率1位で決勝に進んだ。

平均台では村上茉愛、笹田夏実(ともに日本体育大学)ら実力者が落下する波乱の展開でトップ通過は湯本さくら(14.000)だった。2位に寺本(13.750)、3位には14歳の桒嶋姫子(戸田市スポーツセンター、13.700)、4位には肩のケガのため平均台のみの出場となっている美濃部ゆう(朝日生命、13.550)が入っている。決勝ではレベルの高い戦いが見られそうだ。

ゆかでは抜群の安定感で、最後の屈伸ダブルの着地までピタリと決めた村上が14.800で1位通過。ラインオーバーもあり僅差で2位となったのは宮川(14.700)、3位には杉原愛子(14.000)が続いた。

花島なつみ
年齢制限でリオ五輪の出場権はないものの3種目で決勝進出を決めた花島なつみ

 

今大会できらりと光る演技を見せたのが花島なつみ(フジスポーツ/東京学館)と畠田瞳(セントラル目黒/日本大学高校)だ。花島は出場した平均台以外の3種目で予選通過を決めている。年齢制限の関係でリオ五輪の代表にはなれないが、だからこその、のびのびとした演技で翌日の決勝でもベテランたちを脅かす存在となるだろう。一方の畠田は有資格者。ミスが目立つ笹田らを押しのけ代表内定枠を獲得できるかに注目だ。

 

畠田瞳
リオ五輪出場を決めれば親子2代でのオリンピック出場となる畠田瞳

 

TEXT : Masaru “TAROKEN” Maeda、Chiharu  Abe

About taroken

GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。 学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。 静岡県体操協会男子3種審判資格あり。 ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。

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