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リオ五輪代表合宿 女子1回目試技会レポート

2016年6月12日、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京)でリオ・デ・ジャネイロオリンピック(以下リオ五輪)の女子代表候補選手による1回目の試技会が行われた。

 

NTC
海外メーカーの器具が所狭しと並べられた試技会場

 

すでにリオ五輪代表が決まっている男子とは異なり、女子は強化合宿と2回の試技会を通して7人の代表候補から5人の代表に絞り込まれる。

「基本的には競技会で発揮できた力を重視する(塚原千恵子本部長)」とは言うものの、演技の仕上がりや怪我の具合によってはそれもひっくり返りかねない。

 

宮川紗江のゆか
ゆかは何とかこなしたものの、得意の跳馬で潰れるような着地になってしまった宮川紗江。怪我との戦いが続く

 

そのため貢献度上位で選ばれながら足首の怪我が懸念される宮川紗江(セインツ体操クラブ)や、段違い平行棒でD6.0の構成を持っている内山由綺(スマイル体操クラブ)もうかうかできない。

 

河崎真理菜の段違い平行棒
河崎真里菜は、得意の段違い平行棒で大技を成功させながらもさらなる仕上がりを目指して追い込んでいく

 

逆に言えば初めて五輪出場に片足がかかった河崎真里菜(平塚学園/とらい体操クラブ)や、「私は7番目に選ばれた」と自ら語る笹田夏実(日本体育大学)にはまたとないチャンスである。

 

笹田夏実の平均台
最近になって調子を上げてきている笹田夏実の逆転はあるか?

 

今回は1回目の試技会で、リオ五輪対策として準備された海外製の器具の感触を確かめるという意味もあり、点数は出されたもののそれほど重要視されるわけではない。

 

ジムノバ製の平均台
色が暗いため選手からは細く見えるというジムノバ製の平均台

 

むしろここで各々が課題を明確にして、6月25日に行われる2回目の試技会までに各選手がどう仕上げてくるか、それを炙り出すための試技会であった。

ゆかと跳馬での得点力が求められていながら、足首の怪我で思うように練習ができない宮川紗江。器具での得点力が求められながら、今回の試技会では落下が出てしまった内山由綺や河崎真里菜。

 

内山由綺のゆか
昨年の世界選手権の悔しさをバネに代表入りを目指す内山由綺

 

キャプテンに選ばれた寺本明日香(中京大学/レジックスポーツ)も、慣れないジムノバ製のゆかや段違い平行棒にこれから合わせていかなくてはならず、好調に見えた村上茉愛(日本体育大学)も「もう少しEを上げていきたい」とさらに上を目指している。

代表候補を勝ち取った7人がさらなる力を発揮するため、リオ五輪に向けての追い込みがここから始まる。

女子リオ五輪代表候補
6月25日の第2回目試技会に向けて7人の追い込みが始まった

 

TEXT : Masaru “TAROKEN” Maeda

About taroken

GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。 学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。 静岡県体操協会男子3種審判資格あり。 ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。

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