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【速報】リオ五輪 男子団体予選を想定した試技会を実施

2016年7月9日、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京)でリオ・デ・ジャネイロオリンピック(以下リオ五輪)の男子代表が試技会を行った。

 

平行棒の準備
ナショナルトレーニングセンターで団体予選を想定した男子試技会が行われた

 

この日行われたのは団体予選を想定した試技会である。団体予選で日本は8月6日午前10:30(現地時間)試合開始となっており、体操の大会としては異例の午前スタートだ。

それに体を慣らすため、今回の試技会は午前10:30から行われた。選手はこの時間に体が動くよう早朝5時に起床したという。

開始種目も本番と同じあん馬から、演技順も本番を想定したオーダーで行われた。

 

内村の中水平
身体を無理やり動かしているとは思えないほどの出来栄えを見せた内村航平

 

王者内村(コナミスポーツ)は6種目をノーミスで実施。「朝からの演技は身体を無理やりいい状態に持っていきながらやっている」と内村は話すが、取材陣も唸るほどの出来栄えだった。

 

田中佑典のコールマン
鉄棒ではスペシャリストならではの安定感を見せつけた田中佑典

 

田中佑典(コナミスポーツ)は跳馬を除く5種目を実施。細かい部分でまだ修正できる点はあるものの、団体予選の実施としては十分とも言える安定感を見せた。

 

加藤凌平のあん馬
筋肉痛で肩に力が入らない状態ながらもノーミスであん馬を終えた加藤凌平

 

対照的だったのは加藤凌平(コナミスポーツ)だ。以前から続く足の不調に加え、この試技会のタイミングで広背筋に筋肉痛が出てしまった。

そのためつり輪の倒立で肘が曲がったり、鉄棒のカッシーナ(G)で落下が出たりと「安定男」加藤らしくない演技が続いた。「筋肉痛はよくあること。今回の試技会は怪我なく終わることが目標だった」と話す。

しかしながら跳馬ではロペス(D6.0)の安定感が増すなど、調子が上がっている部分も垣間見せた。

 

山室光史のつり輪
つり輪の力技の表現力では代表の中でも群を抜いている山室光史

 

山室(コナミスポーツ)は跳馬のロペスで転倒があったものの、平行棒では自身の名前がついた棒下マクーツ(G)を滑らかな裁きで行うなど、五輪2度目の代表としての力を見せつけた。

 

白井健三
試技会では使わなかったものの、試技会後の練習ではユルチェンコ3回半ひねりにトライしていた白井健三

 

白井健三(日本体育大学)は跳馬、鉄棒、ゆかの3種目を実施。前回の試合から取り入れた鉄棒のコバチ(D)で2回落下するという荒削りな部分はあったものの、得意のゆかと跳馬ではいつも通りの安定感を見せた。

跳馬については完成度次第で伸身ユルチェンコ3回半ひねり(D6.4の見込み)の新技申請をする可能性もあるという。

 

また同時に、神本雄也(日本体育大学)、齋藤優佑(徳洲会)、早坂尚人(順天堂大学)、萱和磨(同)の代表候補4名による試技会も行われた。

 

齋藤優佑
世界的にもまだ珍しいブレットシュナイダーを決めて見せた齋藤優佑

 

神本、早坂、萱の3選手は6種目、齋藤優佑は平行棒とゆか以外の4種目を行った。萱が得意のあん馬で安定感を見せれば、齋藤優佑は鉄棒で大技ブレットシュナイダー(H)を見せつけるなど、それぞれが好調さをアピール。現地帯同枠を獲得するための静かな戦いが垣間見られた。

 

非公開ではあるものの、2日後には同所で団体決勝を想定した試技会が行われる。

 

TEXT : Masaru “TAROKEN” Maeda

About taroken

GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。 学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。 静岡県体操協会男子3種審判資格あり。 ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。

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