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順天堂大が優勝!0.05の僅差 ー 2016全日本団体男子 結果

2016年11月13日(日)、前日に引き続き東京・代々木第一体育館にて男子の全日本団体選手権が行われた。

全日本団体会場(代々木第一体育館)
代々木競技場が来春から2年間の耐震工事に入るため、代々木第一での体操大会は今大会を最後にしばらく見られなくなる。

 

オリンピックに合わせて6-3-3制で行われた今大会、一人のミスで順位が変わるほどの大混戦で、最後の最後まで予断を許さないギリギリの戦いが繰り広げられた。

 

古谷嘉章
コナミスポーツの弱点あん馬で15.100を出し、チームに貢献した古谷嘉章

 

萱和磨
あん馬でD7.0を通しきり15.600の高得点をマークした萱和磨(順天堂大)

 

それはまるでうまく作られたスポーツマンガのクライマックスのようだった。正ローテーションのゆかスタートで上位発進となった徳洲会と順天堂大。あん馬スタートで下位スタートとなったコナミスポーツと日体大。その間に割って入ったのはもう一つの社会人チーム、朝日生命だった。

 

谷川航
鮮やかなブラニク(屈伸ローチェ;D6.0)を決め15.600をマークした谷川航(順天堂大)

 

田中佑典
田中佑典のマクーツ(E)平行棒からコナミの反撃が始まった。

 

小競り合いが続く中、コナミスポーツが得意の平行棒を4種目目に終えた時点で2位に躍進、トップの順天堂大との差はたった0.05。日体大も神本雄也が平行棒で16.000を出し順天堂大との差を1.45まで追い上げる。

 

神本雄也
神本雄也(日体大)はテンハイビン(F)まで繰り出しD7.2で16.000を出して見せた。

 

齋藤優佑
齋藤優佑(徳洲会)は鉄棒でカッシーナ(G)+コールマン(F)の連続を見せたものの得点は15.350に留まった。

 

早坂尚人
「得意ではない」鉄棒でしっかりと15点台を出し安定感を見せた早坂尚人(順天堂大)

 

しかし日体大はあん馬スタート、つまり最終種目はゆかだ。日体大のゆかにはあの男がいる。そう、白井健三だ。

 

白井健三
会場の全ての視線を集める中、白井は全力の助走から伸身リ・ジョンソン(H)を繰り出した。

 

大会の最終演技者、白井健三は伸身リ・ジョンソン(H)を入れたD7.7の構成をほぼ完璧にやりとげEスコア9.050、合わせて16.750という国内大会ではまず見ることがない高得点をマーク。会場内のムードは最高潮に達し、日体大の大逆転優勝なるかに見えた。

しかし日体大の総得点の横に記された順位は「2」だった。ではどこが1位なのか?

 

順天堂大
喜びに沸く順天堂大。OBのセントラルスポーツの選手も祝福の拍手を惜しまなかった。

 

場内が固唾を飲んで電光掲示板を見つめる中、表示された結果は順天堂大の逃げ切り優勝。2位の日体大との差はたったの0.05だった。

さらに0.6点差でコナミスポーツと朝日生命が同率3位、徳洲会はそれに0.45足らず5位という、正に僅差の名勝負だった。

 

順天堂大が優勝
順天堂大の優勝は2012年以来4年振りとなる。

 

また合わせて今年で現役を引退した田中和仁(徳洲会)と桑原俊(東海大学湘南体操アカデミー)の引退セレモニーも行われた。

桑原俊
大ベテラン桑原俊もついに引退

 

田中和仁
その美しさが内村の癒しとなっていた田中和仁の平行棒ももう見られない。

 

TEXT : Masaru “TAROKEN” Maeda

About taroken

GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。 学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。 静岡県体操協会男子3種審判資格あり。 ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。

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