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王者ベルキがあん馬を制す。つり輪は神本が初優勝 ー 2016豊田国際1日目 結果

2016年12月10日(土)、愛知県豊田市総合体育館(スカイホール豊田)で豊田国際1日目が行われた。

 

2016豊田国際
今年もスカイホール豊田に大勢の体操ファンが集結した。

 

この日、男子はゆか、あん馬、つり輪の種目別が争われた。

ゆかは白井健三(日体大)がH難度の伸身リ・ジョンソンを入れたD7.7の構成で16.375を出し、2連覇を果たした。2位の加藤凌平(コナミスポーツ)に1.150の大差をつける圧勝だった。

 

伸身リ・ジョンソン
昨年の豊田国際で発表した伸身リ・ジョンソンを今年も成功させた白井健三

 

2013年の世界選手権で白井と共に後方宙返り4回ひねりを成功させたニュエン・トゥアン・ダット(ベトナム)は4回ひねりを行わず、14.300で3位となった。

また昨年の豊田国際で白井と共に伸身リ・ジョンソンを新技申請していたレムケス・クリストファー(オーストラリア)は、今年は伸身リ・ジョンソンは行わず、ミスもあって6位に留まった。

ランキン・ドミトリー
ロシアのランキン・ドミトリーはゆかで高さのある後方かかえ込み3回宙返り(リューキン;G)を実施し観客の度肝を抜いたが、着地で惜しくも両手を着いてしまい4位に終わった。

 

クリスティアン・ベルキ
王者のあん馬を見せつけたクリスティアン・ベルキ

 

あん馬はオリンピックや世界選手権で何度も金メダルに輝いているクリスティアン・ベルキ(ハンガリー)が実力の差を見せつけて優勝した。セア倒立(D)で片手がポメルから落ちるミスがあったものの、D6.7の構成でE8.850を出し15.550。2位の萱和磨(順天堂大)に0.4の差をつけた。

 

つり輪は神本雄也(日体大)が初優勝した。伸身グチョギー(オニール;D)からのほん転中水平(E)をピタリと止める正確な実施で、D6.7の構成をE8.975にまとめて15.675の高得点を叩き出した。

つり輪で優勝した神本雄也
記者会見では「光史さんに勝てたことが何よりも嬉しい」と語った神本雄也(日体大)

 

2位はロシアのニキータ・イグナティエフ、3位に山室光史(コナミスポーツ)が入った。

クレッシンク・ニック
つり輪では珍しい後方かかえ込み3回宙返り下りを成功させ5位に入ったクレッシンク・ニック(ドイツ)

 

女子は跳馬と段違い平行棒の種目別が争われた。

 

トゥトハラン・セダ
1位から3位までの得点差が0.015という大接戦を制したトゥトハラン・セダ(ロシア)

 

跳馬はリオデジャネイロ・オリンピックでロシアの団体2位に貢献したトゥトハラン・セダが14.733で優勝した。村上茉愛(日体大)は0.067の僅差で惜しくも2位となった。

 

村上茉愛
今大会では4人が伸身ユルチェンコ2回ひねりを行なったが、Eスコアは村上茉愛がもっとも高かった。

 

両者とも1本目は伸身ユルチェンコ2回ひねり(D5.8)を行い、実施は村上の方が上だった。2本目も実施は村上が上回ったが、Dスコアが村上5.2に対しセダが5.6で、2本目のDスコアの差が順位に響いた形となった。

 

メルニコワ・アンジェリーナ
Eスコアは同点ながらDスコアの差で2位の杉原を圧倒したメルニコワ・アンジェリーナ

 

段違い平行棒はロシアのメルニコワ・アンジェリーナが制した。杉原愛子(朝日生命)はDスコア0.5の差をEスコアで覆すことができず2位に終わった。

 

寺本明日香
足の怪我で着地ができない状態にもかかわらず、ファンのためにと段違い平行棒に出場した寺本明日香(レジックスポーツ/中京大学)。下り技は行わなかったが3位に入った。

 

明日11日には種目別後半が行われる。

 

TEXT : Masaru “TAROKEN” Maeda

About taroken

GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。 学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。 静岡県体操協会男子3種審判資格あり。 ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。

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