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【速報】第71回全日本個人総合 波乱の予選結果

2017年4月7日(金)、東京体育館にて今シーズン初の大会となる全日本個人総合男女予選が行われた。

全日本個人総合
予選を通過できるのは男子36名、女子24名。世界選手権の代表選考にもつながる。

 

男子は2班、女子は3班に別れて行われ主要選手のほとんどが男女いずれも最終班に入っていた。

新しいルールに対応した新しい構成と、これまでよりも下がった得点に選手も観客もだいぶ慣れてきた頃にスタートした男子2班の1種目目で波乱が起こった。

内村航平 平行棒でミス
マクーツと屈伸ベーレで大きなミスが出た内村航平

 

今年度からプロとして試合に臨む内村航平(リンガーハット)が、第1種目の平行棒で2度も大きなミスをしたのだ。マクーツ(E)で支持できず腕支持に、その後の屈伸ベーレ(E)でも前振り上がりに繋げられず、ダブルスイングとなる。

内村航平 伸身新月面
はなれ技の度に見ているこちらがハラハラしたが、鉄棒をいつも通り無難に乗り切った内村航平

 

試合勘が戻っていないのか、それとも他に原因があるのか。その後の鉄棒では昨年と同じ構成を無難にこなし調子を取り戻したが、W杯の採点傾向からDスコアを落として臨んだため、難度で押してくる若い力に追いつくことができなかった。

結果、内村は萱和磨(順天堂大)と同点の予選4位通過となった。

千葉健太 あん馬
得意のあん馬で長谷川智将(日体大)に次ぐ14.750を出し得点を稼いだ千葉健太

 

予選1位通過となったのは誰も予想していなかった千葉健太(順天堂大)だった。ミスを出さず得点を重ね、つり輪以外で全て14点台をマークした。

谷川航
多くの選手がD4.8から5.2の跳躍で無難にまとめる中、D5.6のブラニクを決めた谷川航

 

2位は跳馬の得意技ブラニク(前転とび前方屈伸2回宙返り;D5.6)と平行棒の14.700で稼いだ谷川航(順天堂大)だった。

白井健三のゆか
ゆかでは「難度を落とした」D7.2の構成でゆか唯一の15点台をマークして見せた白井健三

 

3位にはゆかで伸身リ・ジョンソン(シライ3;H)と抱え込みリ・ジョンソン(G)を入れたD7.2の構成で15.500を叩き出した白井健三(日体大)が入った。

 

一方、女子も若い力が躍動した。

村上茉愛 平均台
ゆかと跳馬だけでなく平均台でも安定感を増してきた村上茉愛

 

予選1位通過は力強さを増した村上茉愛(日体大)、2位は平均台でその村上を上回って見せた寺本明日香(レジックスポーツ/中京大)だった。

寺本明日香 ゆか
技だけでなく表現力にも磨きがかかる寺本明日香

 

その後に若い世代が続いた。

中路紫帆 跳馬
跳馬が成功した後、いい表情を見せた中路紫帆

 

3位には中路紫帆(戸田市スポーツセンター)が入った。今年から取り入れた平均台の上がり技ではミスが出たが、その他の3種目で13点台を揃えて見せた。

畠田瞳 ゆか
ゆかで14.200を出して見せた畠田瞳

 

4位は最近、力をつけてきた畠田瞳(セントラル目黒/日体大荏原)が入った。

杉原愛子(朝日生命)は平均台の落下が響き、梶田凪(山梨ジュニア体操クラブ)と並んで5位だった。

8日(土)の種目別トライアルを挟み、9日(日)には決勝が行われる。

 

Text : Masaru “TAROKEN” Maeda

About taroken

GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。
学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。
静岡県体操協会男子3種審判資格あり。
ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。

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