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【速報】国際ジュニア体操競技大会

9月17日、横浜文化体育館で国際ジュニア体操競技大会が行われた。台風の接近もあり、観客席はまばらだったが、アメリカ、オーストラリア、中国など16カ国が参加し東京五輪の有力候補たちが熱い戦いを繰り広げた。

この日は個人総合選手権が行われたが、翌日行われる種目別選手権の予選も兼ねており、種目別の点数の上位8名が出場することができる。

男子優勝は三輪哲平(左)、女子はアメリカのマイル・オキーフェ

 

 

個人総合選手権男子は上位を独占した。

優勝は82.150の三輪哲平で、あん馬での落下はあったものの、ミスを引きずることなく安定した演技を披露。参加しなかった跳馬以外すべてで8位以内入っているが、同国2人までしか決勝にいけないため、種目別には首位で通過した平行棒と鉄棒で表彰台を狙う。

81.300で2位の安達太一はまだ高校1年生の15歳。それでも堂々とした演技で表彰台に上がり「2位に入るとは思ってなくてびっくりした」と笑顔を見せた。

13.600であん馬トップ通過となった安達太一。ノーミスで優勝を狙う

 

点数上では3位だった橘汐芽(80.950)、4位の村山覚人(79.850)は、大会規定により順位はつかず、イギリスのジェイク・ジャーマンが78.650で3位となった。

4種目で決勝に残った橘汐芽。表彰台に上がれなかった悔しさを晴らしたいところだ

 

種目別にはゆかが村山②、安達④。あん馬が安達①、橘②。つり輪が橘③、安達⑤。跳馬が橘②。平行棒が三輪①、橘②。鉄棒が三輪①、村山③が出場する(丸数字は予選順位)。

全日本ジュニア、アジアジュニアで個人総合優勝を果たした村山覚人だったが、この日は悔しい結果に

 

 

一方女子はアメリカ勢が強さを見せつける結果となった。

大技を繰り出し壮大な段違い平行棒を見せたマイル ・オキーフェが優勝した

 

優勝はアメリカのマイル・オキーフェ(56.250)で、2位もアメリカのエマ・マラブヨ(55.600)。技の難度が高いことももちろんだが、ミスの少なさ、動きのメリハリなど圧倒的な強さを見せつけ、種目別にも全種目で出場する。3位は54.800のイイレ・チェン(中国)。平均台では高さのある後方伸身宙返りを成功させるなど、ダイナミックで正確な演技を見せた。

ダイナミックな技を繰り出し会場を何度も沸かせたエマ・マラブヨ

 

 

日本勢でのトップは遠藤結菜の9位(50.950)だった。平均台では落下こそあったものの、難度の高い技を連続するなど6位で通過。種目別でリベンジを誓う。

遠藤結菜はゆかで9位だったが、日本人では3番目だったため、順位はつかず

 

10位には50.900で坂口彩夏が入った。跳馬でトップ通過を決め、ゆかでも7位と大健闘。全日本ジュニアで3位に入ったその跳躍で表彰台を狙いたい。

期待されながら悔しい結果となったのが塙颯香と畠田千愛。塙は平均台での落下などミスが目立ち50.250、畠田は49.100と悔しい結果に。塙は跳馬の伸身ユルチェンコ2回ひねりで手をついてしまうミスはあったものの7位で通過、畠田はゆかで種目別に残っただけに底力を見せたい。

跳馬では2位と0.05差で首位になった坂口彩夏。表彰台は射程圏内だ

 

 

全体的にミスが多く見られた日本勢。それでも全員が種目別への出場を決めた。気持ちを切り替え、日本らしい美しい体操を世界に見せつけたいところだ。

 

Text :CHIHARU ABE

About chiharu

駆け出しスポーツライターとして某野球雑誌を中心に活躍中。大学時代に体操競技に携わり、それ以来、”体操愛”に目覚める。独自の人脈で”体操”に関する様々な情報を収集する。

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