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【速報】モントリオール世界選手権 予選2日目

2017年10月3日、モントリオール(カナダ)のオリンピックスタジアムにて世界選手権の2日目が行われた。

世界選手権予選2日目
会場内にはフランス語と英語併記のロゴが大きく映し出される。

 

男子の最終班である4班には鉄棒のスペシャリストで、平行棒にも自身の名前の技を持つユプケ・ゾンダーランド(オランダ)が出場した。平行棒では「ゾンダーランド(F)」で落下するミスが出たが、鉄棒ではカッシーナ(G)〜コバチ(D)の連続を含む4つのはなれ技を入れた演技で、種目別予選をトップ通過した。

 

ゾンダーランド
予選用に難度を落としていてもカッシーナ〜コバチの連続が入るゾンダーランドの鉄棒。

 

跳馬ではヤン・ハクソン(韓国)が出場し、自身の名前がつく「ヤン・ハクソン(前転とび前方伸身宙返り3回ひねり;D6.0)」を小さな1歩でまとめて15.600の高得点をマーク。2本目のロペス(D5.6)と合わせて15.283で白井健三(日体大)を抜き、予選トップ通過を果たした。

 

ヤン・ハクソン
跳馬では難度、技の質とも頭一つ抜け出しているヤン・ハクソン。

 

またミハイル・コーディノフ(ニュージーランド)が鉄棒で新技申請をしていたかかえ込みゲイロード1回ひねり(G)に挑戦。2度落下したが、3度目に成功させて観客席から大きな拍手が送られた。

個人総合の予選上位は変わらず、マンリケ・ラルデュエト(キューバ)が1位、白井健三が4位、オレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)5位での予選通過が確定した。

 

フェントン・ジョージアマエ
2本のバーを目まぐるしく行き来するフェントン・ジョージアマエの段違い平行棒。

 

女子は1班と2班の演技が行われ、1班にはイギリスやオーストラリアなどが出場した。イギリスはその好調さを見せつけ、フェントン・ジョージアマエが段違い平行棒で新技申請していたシュタルダートカチェフひねり片大逆手懸垂(F)を成功させた他、ゆかで2Hの構成を持つエイミー・ティンクラーが個人総合予選暫定5位、キンセラ・アリスが個人総合予選暫定11位に着けた。

 

キンセラ・アリス
バク転から平均台を抱え込むように胸倒立(D)する珍しい上がり技を見せたキンセラ・アリス。

 

女子2班ではロシアとカナダが登場。跳馬のみに出場したマリア・パセカ(ロシア)がロンダートひねり着手前転とび前方伸身宙返り1回半ひねり(D6.0)とアマナール(伸身ユルチェンコ2回半ひねり;D5.8)を決め、種目別予選暫定1位となった。

 

マリア・パセカ
高難度の前転とび前方伸身宙返り1回半ひねりをロンダートひねりから行うマリア・パセカ。

 

また段違い平行棒でフット伸身トカチェフ(G)を披露したエレナ・エレミナ(ロシア)が個人総合予選暫定2位、アンジェリーナ・メルニコワ(同)が暫定4位と実力を見せつけた。

 

エレナ・エレミナ
世界的にも珍しい高難度の技をさも当たり前のようにやって見せるエレナ・エレミナ。

 

その好調なロシアを上回ったのが地元カナダのエルザベス・ブラックだった。観客席の大声援に後押しされて高得点を積み重ね、僅差でエレミナを上回り個人総合予選暫定トップに躍り出た。またブルックリン・ムアーズも暫定7位となった。

 

エルザベス・ブラック
地元の観客の大声援を浴びて暫定1位に躍り出たエルザベス・ブラック。

 

明日は日本やアメリカが登場する女子予選後半が行われる。

 

Text : Masaru “TAROKEN” Maeda

About taroken

GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。
学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。
静岡県体操協会男子3種審判資格あり。
ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。

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