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【速報】モントリオール世界選手権 予選3日目

2017年10月4日、秋の訪れを感じさせるカナダのモントリオールで、世界選手権予選の3日目が行われた。

 

世界選手権 選手入場
予選最終班には日本女子代表がステージから登場した。

 

昨日よりも明らかに観客の数が増したこの日は女子の3班から5班が行われ、3班にはギウリア・スタイングルーバー(スイス)、サン・ウィーバース(オランダ)、カタリナ・ポノル(ルーマニア)などが出場した。出場予定だったラリサ・ヨルダケ(ルーマニア)は棄権した。

また4班にはエリザベート・ザイツ(ドイツ)、バネッサ・フェラーリ(イタリア)などが出場した。

 

寺本明日香
スタート種目の平均台1人目ながら、持ち前の安定感でノーミスの演技を見せた寺本明日香。

 

場内が最高潮に達したのは最終班でアメリカ、日本、中国が演技した時だった。アメリカが跳馬スタートで次々に大技を決めていく中、日本は平均台からのスタートという苦しい展開になった。「落下したら終わり」という張り詰めた緊張感の中で寺本明日香(レジックスポーツ/中京大学)、村上茉愛(日体大)、杉原愛子(朝日生命)の3人は着実に技を決めて平均台をほぼノーミスで乗り切った。

 

村上茉愛のゆか
波に乗った村上茉愛はH難度のシリバス、F難度の伸身ダブルを繰り出し得点を積み上げた。

 

次のゆかでは最初の4回ターンが決まった村上茉愛がリズムに乗り、H難度のシリバスを繰り出して14.200をマーク。杉原愛子は演技直前に鼻血が出るトラブルがあったものの、鼻に詰め物をしたまま演技を乗り切った。

 

宮川紗江の跳馬
「今までにないくらいいい出来」で跳馬で高得点を叩き出した宮川紗江

 

宮川紗江(セインツ体操クラブ)にラインオーバーと終末技の着地でミスが出てしまったのが悔やまれるが、次の跳馬ではそれを引きずることなく、チュソビチナ(D5.8)と伸身ユルチェンコ2回ひねり(D5.8)を決め14.516をマークした。杉原愛子は伸身ユルチェンコ1回半ひねり(D5.4)を、村上茉愛も伸身ユルチェンコ2回ひねりを決め、好調を維持する。この頃からアメリカにミスが出始めた。

 

レーガン・スミスの平均台
それまで大技を畳み掛けていたアメリカも3種目目の平均台ではミスが出てきた(写真はレーガン・スミス)

 

最終種目の段違い平行棒では再び寺本明日香が登場し、ほぼノーミスでまとめると村上茉愛、杉原愛子もそれに続いた。その一方、中国で唯一、個人総合にノミネートしているワン・ヤンが平均台で落下。大きく点数を下げた。

 

杉原愛子の段違い平行棒
練習では落下も見られたが、本番ではきっちり通して見せた杉原愛子の段違い平行棒。

 

全種目終了後にオーロラビジョンに個人総合予選の結果が表示された。その一番上に村上茉愛の名前があった。2位のレーガン・スミス(アメリカ)との点差は実に0.001。予選とは言え想定以上のこの結果に、日本の応援席からは歓声が上がった。ミックスゾーンで記者団に感想を求められた村上茉愛は、いつもの冷静な面持ちを崩し「嬉しいです」と笑顔を垣間見せた。

 

予選1位は村上茉愛
全種目が終わり蓋を開けて見たら何と村上茉愛が1位だった。

 

また同じく個人総合にノミネートしていた杉原愛子は9位で、種目別平均台では寺本明日香が5位で、村上茉愛が8位で予選通過。宮川紗江は種目別跳馬を6位で予選通過し、日本の女子代表4名全員が決勝進出となった。

 

チュソビチナ
種目別跳馬にはウズベキスタン代表としてチュソビチナも登場し8位で予選通過。国を超えた大歓声が観客席全体から上がった。

 

明日はいよいよ男子個人総合決勝が行われ、男子新チャンピオンが決まる。

 

Text : Masaru “TAROKEN” Maeda

About taroken

GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。 学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。 静岡県体操協会男子3種審判資格あり。 ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。

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