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Column

体操競技や選手に関わるコラムを更新していきます。

異次元への挑戦:女子跳馬種目別

チュソビチナ

男女とも跳馬が他の種目と大きく異なるのは、1演技につき1つの技しか行わない点だ。そのため跳馬では技1つ1つにDスコアが付けられており、難度というものは存在しない。 ではその跳馬の技の中で最もDスコアが高い技は何か? シライ/キムヒフン?いやこの技はD6.0だ。実は今の男子跳馬の技の中では取り立ててDスコアは高くない。 リ・セグァン2?ロペスハーフ?どちらも男子跳馬では最高のD6.4だが、これらは「男女含めて」最高ではない。 実は男女含めてDスコアが最も高い技は女子跳馬のプロドノワ(前転とび前方かかえ込み2回宙返り;D7.0)である(日本時間2016年8月15日時点※)。 男子がやるとローチェと …

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ベルニャエフはコバチをできるようになったのか?

GymnasticsNews Radio Show

2013年4月7日、駒沢体育館の記者会見場は間延びした空気に包まれていた。 申し訳程度に集まった取材陣から出る質問は途切れ途切れで、その内容も型どおりのものに過ぎなかった。この優勝者に興味を持っている記者は、ここにはほとんどいないように思われた。 わたしは仕方なく積極的に手を上げて質問をつないだ。今回がプレスとして初めての取材で、よもやベテランの記者陣に囲まれて質問することになるとは思ってもみなかった。 正面に座っているのは今回のワールドカップ東京大会個人総合で優勝した19歳の丸刈りの青年、オレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)。出場予定だった内村航平は欠場し、オレグと同い年の加藤凌平が日本の看板 …

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選手とコーチの絆

植松鉱治

コナミスポーツ体操クラブでヘッドコーチを務める森泉貴博コーチはいう。 「身長もあって、体重もある選手というのは長く続けるのが難しいんです。肩とか腰をケガしやすかったり、痛める場所が多かったりしてしまうので。ものすごく力があるかちょっと小柄で体重が軽い選手は長持ちするんですけどね。日本の体操界の中では身長もあって体重もそこそこある選手なので・・・」 植松鉱治が引退した理由は年齢だけではなく、そういったこともあるのかもしれない、と分析した。 植松自身も「すごくお世話になった方」と語る森泉コーチ。「技術的な面でこういうふうに体操ってやればいいんやっていうのを教えてもらった」という。 “同期”でもある …

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受け継がれてゆく想い

2015年11月29日(日)、第69回全日本団体選手権大会。 体操の聖地、代々木体育館。 体操人生最後の演技に挑もうとしている植松鉱治がいた。 ふっとひとつ息を吐き、バーを見上げる。 得意種目である鉄棒に手を伸ばし、演技をスタートさせた。 徐々に旋回のスピードを上げ、高く飛んだ――。 いつもと変わらない、優雅で力強く大きな演技。 見る者を惹きつけて離さない。 離れ技を成功させるたびに大きくなる拍手と歓声。 あっという間だった。 23年間の体操人生を終える最後の演技は、まるで一瞬だった。 最後は伸身ルドルフ。 4年前、植松の体操人生に大きな影響を与えるケガの引き金となった技だった。 着地を終え、 …

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植松鉱治 放物線の軌跡

植松鉱治

植松鉱治がコバチをできるようになったのは中学3年の時。 コールマンを覚えたのが高校2年の時だった。 誰も試合でやったことがないことをやりたかった。 「できたらかっこええやん」 そんな思いから取り組み始めたコバチ〜コールマンの連続。見ている人に楽しんでもらいたい、その気持ちがチャレンジへの原動力となった。   初めて試合で使ったのは2005年、大学1年の全日本種目別選手権。先生には「試合前の練習で持てなかったらやるな」と言われて必死でつかんだ。 試合でも成功はしたものの、前年のアテネオリンピック団体金の立役者、冨田に僅差で敗れた。 社会人となり5年目、2013年の全日本種目別決勝でもコ …

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日本体操女子の裏テーマ

宮川紗江

日本女子体操の世界選手権代表が笑顔で帰国した。   最大のテーマであるリオ五輪出場権を獲得し、団体でも5位と女子団体史上タイの好結果を残した。個人総合では当初はリザーブだった村上茉愛(日体大)が6位入賞とその実力を遺憾なく発揮した。 リオ五輪に向けて、まずは出場権を確保するのが日本女子体操の最優先の命題だったのはもちろんだが、その一方でもう一つのテーマがあった。それは宮川紗江(セインツ体操クラブ)の世界デビューである。 欧米と比較して体格的に劣る日本は、どうしても脚力が得点に影響する跳馬とゆかで不利となる。今回の世界選手権代表も、どちらかと言えば段違い平行棒や平均台で得点を稼ぎ、跳馬 …

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未知の領域への挑戦

誰もやったことがないことをやりたい――。これが植松鉱治の原動力だった。 9月20日に行われた全日本シニア体操競技選手権大会で、日本人初となる鉄棒の4回連続離れ技を成功させた。「最初の歓声と4回目(の離れ技)を成功させたときの歓声は聞こえたかな。めっちゃ気持ちよかった!」 4回の離れ技、屈伸コバチ、かかえ込みコバチ、コールマン、かかえ込みゲイロード2。この練習を始めたのは7月末だ。緊張感をコントロールするのが苦手だったと話す植松は、試合で自分の力を最大限に発揮できていなかった。そこでスポーツ心理の専門家とともに、“スポーツ心理の勉強をしながら、誰もやったことがないことに挑戦する”というハイレベル …

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ケガを乗り越え手にしたもの

  苦しんだ分だけ、笑顔は輝く。   日体大の鶴見虹子が復活を果たした。 4月24日から行われた全日本個人総合選手権。 予選ではほぼノーミスの演技で2位。続く決勝は平均台で2度の落下などはあったが、それでも5位に食い込んだ。 誰もが待ち望んだ日本のエースがついに戻ってきた。   最終種目のゆかの演技を終え応援席に向かって手を振った鶴見は、ゆかからおりた瞬間、溢れ出す涙を止めることができなかった。 その場から動くこともできず、ただただ泣き続け、仲間に支えられながら奥へと姿を消した。 「悔しいのと、ちょっとホッとしたのと、両方あったかなと思います」 涙の理由をそう話し …

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【コラム】貫かれるスタイル〜”魅せる演技”に秘められた植松鉱治の想い〜

体操競技の大半は失敗だ。 1つの技を成功させるのに何十回、何百回と失敗を重ねる。そしてその練習や失敗がケガや事故につながることもある。植松鉱治はその犠牲者のひとりだ。現在は日本のトップチームであるKONAMIに所属し、その実力だけではなくムードメーカーとしても欠かせない存在。 派手な演技で見る者を魅了し、笑顔で人を惹きつける。そんな植松は多くの“イタミ”を知っている。 2007年仙台大学の3年生。かねてから目指していたオリンピックの出場へ向け照準を合わせていた。北京オリンピック代表選考を兼ねた全日本選手権。予選の5種目は順調だった。大きなミスがなければ予選通過は確実。その最終種目のゆかの演技中 …

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【体操初心者観戦記】初めて”体操”を見に行ってきました!! 

”実際に試合を見に行ってみよう!!”と思っても、なかなか初めてではハードルが高い・・・ そんな体操初心者の皆さん向けに、体操観戦初心者のGymnasticsNewsスタッフのデザイナー”ころん”さんに体操初観戦となった豊田国際のレポートを書いてもらいました。 これを読んで”面白そう!!”と感じた方は是非とも2014年は生観戦にチャレンジしてみてください!!。 2013年12月14日・15日愛知県の豊田市総合体育館(スカイホール豊田)にて開催された「豊田国際体操競技大会」を観戦に行って来ました。 www.toyota-taiso.com 前身は1970年より「中日カップ名古屋国際体操競技選手権大 …

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