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【速報】全日本シニア2018

2018年9月15日(土)、北九州市立総合体育館(福岡県)にて4年ぶりに全日本シニア選手権が行われた。

 

全日本シニア
北九州市制55周年記念 プレミアム体操北九州と銘打って北九州市立総合体育館で久々に全日本シニアが行われた。

 

男子団体総合はコナミスポーツが僅差で逃げ切り優勝した。2位のセントラルスポーツとの差は0.2だった。3位には徳洲会が入った。

 

団体総合はコナミスポーツが優勝

 

男子個人総合は、世界選手権に向けて調子を上げてきた内村航平(リンガーハット)が3年ぶりの優勝を果たした。「自然と試合モードに切り替わるようになった。何も考えずに演技に入れるところまで戻ってきた」と話す内村は、初の個人出場であん馬スタート。同じ班の選手に落下が続く中、トンフィー(D)を入れた構成で無難にまとめ好スタートを切った。

 

内村のヨー2を見るのは久しぶりだ。

 

つり輪では後転中水平(F)、跳馬ではヨー2(D5.6)をまとめると、平行棒では屈伸ベーレを(E)を入れて15.000を叩き出した。鉄棒ではカッシーナ(G)、コールマン(E)を成功させ14.650。最終種目のゆかで14.500を出し、つり輪以外では全て14.500以上となる87.750で、その復調ぶりを見せつけた。

 

4位に成長著しいカルロス・ユーロが入った。

 

2位は野々村笙吾(セントラル)の85.400だった。3位が加藤凌平(コナミスポーツ)、4位はフィリピンと日本を股にかけるカルロス・ユーロ(朝日生命)という結果となった。前年覇者の山本翔一(朝日生命)は6位だった。

 

種目別ゆかはカルロス・ユーロと早坂尚人(セントラル)が同点で1位。あん馬はスペシャリストの亀山耕平(徳洲会)が開脚シバド(E)で脚を馬体にぶつけて落下、長谷川智将(徳洲会)もブズナリの後に落下があり得点を伸ばせず。優勝したのは梨本隆平(徳洲会)だった。

 

新しい構成で挑んだ亀山耕平だが、惜しくも落下が出てしまった。

 

つり輪は力強い捌きを見せた野々村笙吾が1位、跳馬はスペシャリストの小倉佳祐(相好体操クラブ)が1位となった。平行棒と鉄棒は内村が優勝した。

宮地秀享(茗渓クラブ)はミヤチ(伸身ブレットシュナイダー;I)は成功したものの、その後のカッシーナ〜コールマンの連続で落下し、種目別鉄棒上位はならなかった。

引退を控えた鉄棒のスペシャリスト、齊藤優佑はカッシーナで落下があり、同じく上位には届かなかった。

なお田中佑典(コナミスポーツ)は右肩の二等筋を痛めており、大事をとって棄権している。

 

得意の鉄棒では惜しくも落下してしまったが、奇しくも内村と同じ組になった齊藤優佑。

 

女子団体は朝日生命が貫禄の優勝を果たした。3チームのみの参加で2位が鯖江体操スクール、3位が相好体操クラブだった。

 

女子団体は3チームのみの参加だったが、それぞれに精一杯の戦いをして見せた。

 

個人総合は寺本明日香(ミキハウス/レジックスポーツ)が初出場初優勝となった。

 

世界選手権に向けて、好調さをアピールした寺本明日香。

 

左膝の手術明け復帰戦となった杉原愛子(朝日生命)は、まだ本来の構成に戻せず2位という結果になった。3位にダンコ絵里香リン(朝日生命)が入った。

種目別跳馬は、チュソビチナ(前転とび前方伸身宙返り1回半ひねり;D5.8)を決めた寺本が15.100で優勝した(跳躍は1本のみ)。

 

平均台でも優勝した寺本は「中技は確実性を求め、下りの3回ひねりは攻めた」と語った

 

段違い平行棒は寺本と杉原が同点で1位、平均台は寺本が、ゆかは杉原が1位となった。

 

平均台では寺本に次いで2位だったが、段違い平行棒とゆかで1位を取った杉原愛子。

 

明日、明後日は同所で全日本マスターズが行われる。

 

PHOTO、TEXT : Masaru “TAROKEN” Maeda

About taroken

タロケン:GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。 学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。 静岡県体操協会男子2種審判資格あり。 ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。HP:タロケン.link