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【速報】豊田国際1日目

2018年12月8日(土)、スカイホール豊田(愛知県)に2500人の観客を集めて、豊田国際体操競技大会(以下、豊田国際)が開催された。

 

スカイホール豊田
今年もスカイホールに豊田国際がやってきた。

 

豊田国際は毎年、この時期に同会場で行われ、世界各国から招待された選手が2日間に亘って種目別選手権を争う。

初日は男子のゆか、あん馬、つり輪と女子の跳馬、段違い平行棒が行われた。

 

白井健三
3年前のこの大会で初披露したシライ3に臨む白井健三。

 

男子ゆかはオープン参加の2名を含めた16人が演技し、唯一の15点台である15.300で白井健三(日体大)が優勝した。白井は伸身リ・ジョンソン(後方伸身2回宙返り3回ひねり=シライ3;H)を皮切りに、前方宙返り3回ひねり(シライ2;F)を入れた3連続のシリーズをノーミスでこなし、終末技の4回ひねり(シライ/グエン;F)を決めてみせた。

 

カルロス・ユロ
オープン参加ながら白井に次ぐ得点をマークしたカルロス・ユロ。

 

ナゴルニーのゆか
イギリスのゆかのチャンピオン、フランク・ベーンズ。

 

2位はフランク・ベーンズの14.125。3回宙は温存したものの、ニキータ・ナゴルニー(ロシア)が3位に入った。日本で練習しているカルロス・ユロ(フィリピン)が実質2位となる14.775を出しているが、フィリピンから3選手が参加しており、種目別は1カ国から2名までという制限によりオープン参加となったため、順位はつかなかった。

 

長谷川智将
ドーハ世界選手権の種目別金メダリストを上回る得点で優勝を果たした長谷川智将。

 

萱和磨
世界選手権後に取り組み始めた新しい構成をノーミスでこなした萱和磨。

 

あん馬は、腰の高い開脚旋回をふんだんに盛り込んで、迫力のある演技を披露した長谷川智将(徳洲会)が15.175で優勝を果たした。2位はブズナリ(F)の代わりにショーン(E)を入れた新しい構成で臨んだ萱和磨(順天堂大)の14.475だった。

 

コートニー・タロック
後転上向き中水平(タロック)に引き続いて、力だけで上向き中水平に持ち込む新技を披露したタロック。

 

つり輪は自らの名がついた技を持つコートニー・タロック(イギリス)が、新技である、懸垂から伸腕伸身上向き中水平(F)を見せ優勝するかに見えたが、Eスコアが伸びず14.475に留まった。

 

ナゴルニー
世界的にもトップクラスの、完璧な中水平を見せたナゴルニー。

 

一方で、減点する隙を与えない力技を見せたニキータ・ナゴルニー(ロシア)が、D6.0の構成でE8.650を出し、14.650でタロックを抑えて優勝した。3位に14.100の萱和磨が入った。

 

豊田国際 女子 跳馬 表彰
世界選手権銅メダルのモレノが優勝を果たした。

 

女子跳馬はオクサナ・チュソビチナ(ウズベキスタン)がけがにより欠場。事実上、ドーハ世界選手権種目別3位のアレクサ・モレノ(メキシコ)と、ドーハ世界選手権ロシア代表のリリア・アハイモワの一騎打ちとなった。

モレノとアハイモワはどちらもチュソビチナ(前転とび前方伸身宙返り1回半ひねり;D5.8)と伸身ツカハラ2回ひねり(D5.6)を実施し、トップ争いで現在、主流の技であるユルチェンコ跳びが全く行われないという珍しい構図となった。

 

アレクサ・モレノ
スカイホール豊田にメキシコ国歌が流れた。

 

結果は2本ともEスコアで上回ったモレノが14.466で優勝し、表彰式でメキシコ国歌が流れるという、日本体操界では珍しい結果となった。アハイモワは2本目の伸身ツカハラ2回ひねりの着地で大きく動き、E8.533の上ライン減点0.3が加わり、トータル14.199で2位となった。3位には畠田瞳(セントラル目黒)が入った。伸身ユルチェンコ1回半ひねり(D5.0)と伸身ツカハラ1回ひねり(D4.8)を跳んでトータル13.883だった。

 

スピリドノワ
大技をいくつもこなし貫禄の優勝を果たしたスピリドノワ。

 

畠田瞳
段違い平行棒を得意とする畠田は2位に入った。

 

段違い平行棒は、2015年のグラスゴー世界選手権で起きた4人同点金メダルの一人、ダリア・スピリドノワ(ロシア)が、唯一の14点台となる14.600で3年ぶり2度目の優勝を果たした。2位は畠田瞳の13.933だった。

 

ガブリエル・ジャップ
段違い平行棒3位に入ったガブリエル・ジャップ(イギリス)。

 

梶田凪
世界選手権に続いて、大技フット伸身トカチェフを見事に成功させた梶田凪。

 

梶田凪(山梨ジュニア体操クラブ)はフット伸身トカチェフ(G)〜パク(D)の連続を成功させたが、Eスコアが7.433と伸びず、13.133で4位となった。

 

アクロ体操
エキシビションとしてアクロ体操も披露された。

 

明日は午後1時より男女の後半戦が行われる。

 

TEXT : Masaru “TAROKEN” Maeda

About taroken

タロケン:GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。 学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。 静岡県体操協会男子2種審判資格あり。 ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。HP:タロケン.link

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