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【速報】全日本種目別男子トライアウト 結果

4月27日(土)、高崎アリーナ(群馬県)にて全日本種目別の男子トライアウトが行われた。

 

トライアウトイメージ
決勝こそ6月だが、種目別の戦いもすでに火ぶたが切られた。

 

男子については、昨日行われた全日本個人総合予選が、6月に行われる全日本種目別の予選を兼ねている。種目別トライアウトは、全日本個人総合予選への出場資格がない選手が全日本種目別への出場権を得るための予選と位置付けられている。

全日本個人総合予選と、この日の種目別トライアウトの結果を合わせた各種目の上位の選手が、6月22日から行われる全日本種目別へと駒を進める。

 

山室光史
種目別の戦いは、団体戦貢献度での世界選手権代表争いにつながる。山室光史(コナミスポーツ)はこの日ロペス(D5.6)をまとめ、ロペスハーフも準備しているという。

 

全日本種目別の出場人数は各種目24名と定められているが、その24名には昨年の世界選手権の種目別決勝進出者や、昨年の全日本種目別優勝者らに与えられるシード権を持つ選手も含まれるため、全日本個人総合予選と種目別トライアウトを合わせた結果で何位に入れば全日本種目別に出場できるかは、種目ごとに異なる。

 

南一輝
ゆかでは鮮やかなシライ2(前方伸身宙返り3回ひねり;F)を決め、南一輝がトップに立った。

 

この日のトライアウトは、出場選手が6名が1組となり、種目によって最大8組に振り分けられ、6種目が同時に行われた。

ゆかでは南一輝(仙台大)が14.800でこの2日間でトップの得点を叩き出した。佐藤巧(徳洲会)も得意の前方系の宙返りを連発し、14.400で昨日の谷川翔(順天堂大)と同率3位となった。

 

佐藤巧
「種目別職人」佐藤巧は、この日も得意のゆか、跳馬で存在感を発揮した。

 

あん馬では、種目別ワールドカップで好成績を連発している亀山耕平(徳洲会)が注目された。亀山は、ワールドカップバクー大会、ドーハ大会と同じD6.8の構成で挑んだが、開脚シバド(縦向き開脚旋回で馬端から馬端まで後ろ移動;E)で旋回数や角度にミスがあり難度認定されず、D6.2、E8.066で14.266となり、9位での予選通過となった。個人総合上位30名を除くと上位6名に入るため、明日もあん馬のみ出場する。

トップは昨日演技した長谷川智将(徳洲会)の14.900だった。

 

亀山耕平
種目別ワールドカップで1位、2位を連発している亀山だったが、この日は思わぬミスが出た。

 

つり輪も昨日演技した長野託也(朝日生命)と武田一志(徳洲会)の14.600が同率トップで、その下にも昨日演技した選手が並んだ。

 

米倉英信
いつも通りヨネクラを決め、ガッツポーズ。自分の名前が技名になったことは嬉しいが気恥ずかしいとも話す。

 

跳馬は、先日ロペスハーフ(伸身カサマツ2回半ひねり;D6.0)に自身の名前がついた米倉英信(福岡大)がこの日もヨネクラを成功させ、2本目のヨー2(前転とび前方伸身宙返り2回半ひねり;D5.6)と合わせて15.033でトップに立った。昨日演技した谷川航(セントラル)が2位となり、この日リ・セグァン(ツカハラ後方かかえ込み宙返り1回ひねり;D6.0)とヨー2を実施した安里圭亮(相好体操クラブ)が3位に入った。

 

安里圭亮
得意のリ・セグァンを決めた安里。跳馬の種目別争いも益々、白熱してきた。

 

平行棒は、昨日演技した神本雄也(コナミスポーツ)の15.200が最高で、2位が田中佑典(同)となった。この日の演技では湯浅賢哉(順天堂大)の14.600が最高で、昨日の武田一志と並んで同率5位となった。

 

宮地秀享
「掴める」と思ったというミヤチだったが、手を出す位置が合わなかった。

 

鉄棒では波乱が起こった。最高難度I難度の伸身ブレットシュナイダー(伸身コバチ2回ひねり)に自身の名が付いている宮地秀享(茗渓クラブ)が、そのミヤチで落下。さらにその後のコバチ(D)でも落下し11.600に留まった。シード権があるため、全日本種目別には出場できるものの、今後の種目別ワールドカップ出場権を積み上げることはできなかった。

 

前田楓丞
カッシーナ(G)、コールマン(E)を次々と決めた前田楓丞。

 

ブレットシュナイダー(H)は温存したものの、前田楓丞(順天堂大)が14.500で昨日の神本雄也と並んでトップに立った。3位は田中佑典で、明日、田中は平行棒と鉄棒のみに出場する。

 

なおこの日の出場選手のうち、ローテーション1で最初にゆか、あん馬、つり輪を行った各1組の内、ゆか6名、あん馬6名、つり輪2名の合計14名はユニバーシアード推薦枠の選手であり、種目別トライアウトに混じって全6種目を演技した。その得点が全日本個人総合予選の得点として扱われる。

そのため実質的には、全日本個人総合予選は昨日で終わったわけではなく、この日も上記の14名が全日本個人総合予選を戦ったことになる。この14名の結果が出た時点で、ようやく全日本個人総合決勝およびNHK杯出場者が確定した。

 

湯浅賢哉
平行棒で上位に入るとともに、個人総合でも割って入ってきた湯浅賢哉。

 

ゆかの1組には湯浅賢哉(順天堂大)、遠藤幹斗(静岡産業大)、あん馬の1組には若狭康佑(筑波大)、つり輪の1組には天野敢太(日体大)と内田隼人(福岡大)が名を連ねており、湯浅賢哉が20位で明日の個人総合決勝への進出を決めた。

またその結果、白井健三(日体大大学院/鶴見ジュニア)は22位での予選通過となった。

明日はいよいよ、個人総合決勝だ。谷川翔(順天堂大)の2連覇なるか、それとも今年も「初優勝」の3文字が輝くのか。また女子の優勝争いは。

ポディウム上の戦いに目が離せない。

 

Text : Masaru “TAROKEN” Maeda

 

About taroken

タロケン:GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。 学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。 静岡県体操協会男子2種審判資格あり。 ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。HP:タロケン.link

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