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【速報】全日本種目別女子決勝 結果

2019年6月23日、高崎アリーナ(群馬県)にて全日本種目別の女子決勝が行われた。

 

跳馬では唯一の14点台をマークした村上茉愛(日体クラブ)が14.116で優勝を果たした。予選と同じユルチェンコ2回ひねり(D5.4)と伸身ツカハラ1回ひねり(D4.8)を実施。腰の痛みが残る中、着地までこらえながらもまとめた。2位には13.583の青木梨奈(JGC/東京学館)、3位は13.499で鈴木音々(ZERO体操クラブ)となった。跳馬での優勝は2013年以来となった村上。ケガにより世界選手権の代表からは漏れたが、悔しさと課題を持って来年の東京オリンピックに向け、新たなスタートを切った。

優勝した村上だが、表彰式では世界選手権の代表になれなかった悔しさから涙する場面も。来年に向けた戦いが始まる

 

 

段違い平行棒はハイレベルな戦いを見せた。14.366の高得点で優勝したのが畠田瞳(セントラルスポーツ)だ。閉脚シュタルダー1/2ひねり(D)から屈伸イエガー(E)の連続技やシュタルダートカチェフ(E)など高難度の技を成功させ2年ぶりの頂点に立った。2位となった寺本明日香(ミキハウス/レジックスポーツ)はギンガー(D)や開脚イエガー(D)などダイナミックな技を盛り込みながら着地のムーンサルトもぴたりと決めると14.000をマーク。3位には森蒼佳(ZERO体操クラブ)が入った。

ハイレベルな構成で優勝した畠田。代表選手としての風格も出てきた

 

平均台では寺本が13.666で優勝。多少のふらつきは見られたが、着地の3回ひねりを止め会場を沸かせるなど、圧巻の演技を見せた。2位には本調子とは言えない実施ながらミスのない演技で13.333をマークした畠田が入った。側宙(D)、前後開脚ジャンプ(B)、1回ひねりバク転ローリング(D)の組み合わせを成功させるなどダイナミックな実技を見せた國府方杏月(ジム・ネット体操教室)は13.100で3位。予選をトップで通過した杉原愛子(武庫川女子大)はスギハラ(脚持ち2回ターン:E)で落下し12.733で6位タイとなった。

ゆかと合わせ二冠を達成した寺本。演技の安定感は試合ごとに増していく

 

ゆかでは寺本が13.633で優勝。テンポ(A)テンポから3回ひねり(E)にいくなどダイナミックさとしなやかさを融合させた演技をみせた。2位は曲とダンスの世界観をしっかり表現した杉原愛子だ。2回半ひねりからの伸身前宙でラインオーバーがありながら13.400をマークしている。安定感のある着地と美しい3回ターンを決めた桒嶋姫子(朝日生命)が13.266で3位に入った。

この日はミスが目立った松村だが、代表ではゆかでの高得点に期待がかかっている

 

今大会を終え、世界選手権の代表が決定。NHK杯で決まった寺本、畠田、杉原、梶田凪(中京大)に加え、初代表となる松村朱里(ジム・ネット体操教室)が選ばれた。

五輪切符がかかる大事な世界戦の代表に選ばれた5人。左から寺本、畠田、杉原、梶田、松村。どんなチームになるのか期待したい

 

田中光女子強化本部長は代表に選ばれた選手たちの総合点を見た上で「団体でメダルを取れるレベルにいる」とコメント。Eスコアをさらに上げていくことを課題に挙げ、選手たちにはミスを減らすことと安定感を求めた。

今年の世界選手権は、2020年東京オリンピックの団体予選を兼ねた大事な大会となっている。すでに出場権を獲得しているアメリカ、ロシア、中国を除く上位9チームが東京オリンピックの出場権を獲得できるため、日本はこの大会で何としてもオリンピックの切符をつかみたいところ。大事な一戦に向け、本当の戦いはここから始まる。

 

Text : Chiharu Abe
Photo :Masaru “TAROKEN” Maeda

About chiharu

ちはる:スポーツライターとして野球雑誌を中心に活躍中。大学時代に体操競技に携わり、それ以来、”体操愛”に目覚める。独自の人脈で”体操”に関する様々な情報を収集する。

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