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【速報】男子世界選手権代表選手 練習メディア公開

2019年7月17日(水)、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都)にて、世界選手権日本代表の練習風景がメディアに公開された。

 

ナショナルトレーニングセンターにて、世界選手権男子代表の練習の様子がメディア向けに公開された。

 

「今年の世界選手権は、来年の東京に向かうための戦いになる。来年を見越して、今年から難度を上げていく必要がある」

水鳥強化本部長は練習後の取材でそう語った。その意志は選手たちにも共有されており、今回の練習でも難度を強化しようとする取り組みが目立った。

 

難度を上げるとともに、「あいつなら大丈夫だ」と思われる選手を目指すと語った谷川翔。

 

全日本個人総合、NHK杯で優勝し日本のトップに立った谷川翔(順天堂大)は、決してコンディションは良くないものの、あん馬で難度の高い構成に取り組んだ。先日のユニバーシアードでは、鉄棒でカッシーナ(G)を入れた構成を成功させている。

以前に着地で失敗し、痛めた右足かかとも、歩けるくらいには回復している。着地を伴う練習はピットを使うものの、それ以外の練習で調子を維持していく。

 

跳馬のロペスに挑む前に、入念にイメージを作る萱和磨。

 

萱和磨(セントラルスポーツ)は、個人総合も狙える位置にいる中で、弱点となっている跳馬を強化している。

少し前までは足を痛めていて十分に練習出来なかったが、今ではそれも癒え、ドリッグス(D5.2)からひねりを半分増やしたロペス(D5.6)を、高い完成度でこなしていた。

あん馬は団体用と種目別用に2パターンの構成を用意し、鉄棒でもユニバーシアードからはヤマワキハーフ(E)とリンチ(トカチェフハーフ;D)を入れDスコアを0.3上げたと語る。

 

意外にもSPIETHの跳馬は前方系の技がやり易いと話す谷川航。種目別のメダルも期待される。

 

谷川航(セントラルスポーツ)は、世界選手権で使われるSPIETHの跳馬でリ・セグァン2(ブラニクハーフ;D6.0)の完成度を上げようとしている。全日本種目別で初披露し、予選、決勝とも成功したが、ユニバーシアードの種目別決勝では両手を前に突いてしまった。

しかしSPIETHの跳馬特有の跳ね返りに上手くタイミングを合わせると、日本のセノーよりも高さが出せるという。

今回の練習でも、全日本種目別の時よりも高さが出ているように見えた。

 

平行棒の下り技でも、F難度の前宙ダブルハーフに取り組んでいた橋本大輝。

 

橋本大輝(市立船橋高校)は鉄棒ではカッシーナ(G)と、リンチを入れる。あん馬では、まずインターハイでアイヒホルン(E)とシュピンデル(D)を入れてDスコアを0.3上げ、世界選手権ではさらにトンフィー(D)を入れて最終的にはDスコア6.5まで上げるという。跳馬では、今年の世界選手権ではロペスの完成度を追求するが、来年はロペスハーフ(D6.0)を狙っているそうだ。

 

顎に力が入る技はまだ出来ないため、気持ちを抑えて基礎練習にじっくりと取り組む神本雄也。

 

全日本種目別の平行棒決勝で顎を負傷した神本雄也(コナミスポーツ)は、あの時に奥歯が割れ、下顎を骨折していた。全治3週間の診断で、手術をした。その直後は食事が十分に取れず体重が3kg程減ったそうだが、今は元に戻ってきていると語る。現在はほぼ完治している。

歯をくいしばるような練習はまだ出来ないが、焦らず基礎練習に取り組んでいるという。最年長でもあり、これまでの国際試合の実績からキャプテンにも選ばれ、チームを取りまとめる役割も期待されている。

 

これまでのトップ選手が抜けたことを、来年に向けてのチャンスと語る水鳥強化本部長。

 

今年の世界選手権の予選は、昨年と同じあん馬スタートで朝10時からの演技開始となる。昨年はこの演技時間と開始種目に苦戦したが、今年はどんな戦いを見せてくれるのだろうか。

内村が抜けた今、水鳥強化本部長は「新しいチームを作り上げるチャンスと捉えている」と語った。

 

TEXT : Masaru “TAROKEN” Maeda

 

About taroken

タロケン:GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。 学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。 静岡県体操協会男子2種審判資格あり。 ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。HP:タロケン.link

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