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【速報】女子世界選手権代表選手 練習メディア公開

2019年7月18日(木)、前日の男子に引き続き、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都)にて女子世界選手権代表の練習風景がメディア向けに公開された。

 

昨日の男子に引き続き、女子の練習が公開された。

 

ミスを減らし、Eスコアを上げるための通し練習や熟練度を上げる練習と、新しい技や構成への挑戦の、両方が見られた練習だった。

一番目を引いたのは、杉原愛子(武庫川女子大)が平均台の下りで行なった、ダイビングダブル(後ろとびひねり前方かかえ込み2回宙返り下り;G)だ。元々は月面宙返り下り(G)を考えていたが、かかえ込みでのひねりがうまくいかず、逆にダイビングが得意なことと難度が同じこともあり、切り替えたという。

 

平均台のダイビングダブルは世界的にも珍しい。物にすれば大きな武器となる。

 

杉原は、この他にゆかでチュソビチナ(伸身ムーンサルト;H)、跳馬で伸身ユルチェンコ2回ひねり(D5.4)に取り組んでいる。腰痛のため、今日の練習では軽めにした段違い平行棒でも難度を上げ、8月のインカレでは世界選手権の構成を試したいと話す。

 

コーチの意見も聞きつつ、新技に挑んだ寺本明日香

 

ユニバーシアードで右足首の靭帯を痛めた寺本明日香(ミキハウス/レジックスポーツ)は、足首に負担を与えない範囲で、熟練練習にも新技にも力を入れる。平均台では、首を傾げながらもしゃがみ立ち3回ターン(E)に何度もチャレンジしたり、杉原のアドバイスを受けて、後転とび胸倒立(D)に一から取り組んだりと、密度の高い練習時間を過ごした。

 

疲れが残る中、しっかりと通し練習もこなす畠田瞳

 

ユニバーシアードで個人総合優勝など大活躍した畠田瞳(セントラルスポーツ)は、まだその疲れが取りきれていない中での練習となった。しかし、そんな状態でも演技できるようにすることが、世界選手権での演技安定に繋がると前向きだ。昨年の世界選手権で1番手を任されることが多かった経験から、その期待に応えられるよう、より安定性を追求したいと語る。

 

2年連続で代表入りした梶田凪。Eスコアで得点アップを狙う。

 

昨年に続いて代表に選ばれた梶田凪(中京大)は、両肘が痛む中、練習に取り組む。生まれつき猿腕で、肘が曲がっているため段違い平行棒が握りづらかったり、跳馬で肘に負担がかかったりするが、それと付き合いながら、より良いやり方を工夫しているという。跳馬の伸身ユルチェンコ2回ひねり以外は、新しい技は練習していないが、Eスコアを高めて、全ての種目でEスコアを8.2〜8.3以上が出ることを目指している。

 

動画で自分の動きを確認しながら、着実に練習を進める松村朱里

 

今年初めて代表入りを果たした松村朱里(ジム・ネット体操教室)は、段違い平行棒で、はなれ技からパク宙返り(D)への連続を繰り返し練習していた。2011年の東京世界選手権で、演技直前の練習で怪我をした飯塚友海に代わり、急遽演技することになりながらも、期待以上の結果を出した寺本のエピソードを上げ、自分もいつでも万全の力を発揮できる選手になりたいと話す。

 

自分が気負うとそれが選手にも伝わるため、淡々とやっていきたいと語る田中強化本部長。

 

今回の練習では審判部の協力も仰ぎ、審判の目から見た改善点や提案も受ける。昨年は強化本部長代行として急遽、指揮を執った田中光氏だが、今年は正式な強化本部長としてチームを引っ張る。世界選手権の予選はゆかスタートで午後1時半からと比較的、やりやすいローテーションとなったが、最後の平均台まで集中力を切らさないように、シミュレーションしていきたいと話す。

 

この後は9月にも合宿を行う予定だ。

 

TEXT : Masaru “TAROKEN” Maeda

 

About taroken

タロケン:GymnasticsNews Radio Showのメインパーソナリティ、ライター。 学生時代に体操の選手の経験あり。体操ファン歴は中学生時代から。 静岡県体操協会男子2種審判資格あり。 ポッドキャスターとしては体操の他、Apple製品、IT関連、鉄道系の番組にも出演中。HP:タロケン.link

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