59歳で24回目の出場、2006年にはマスターズ表彰も受けている市場俊之(小金井クラブ)の跳馬。腕を痛めて3種目のみの出場となった。
今は難度表から削除された屈伸とびだが、この跳躍は着地をとるのが難しい。着手後の切り返しがしっかりできないと、跳馬を飛び越すことはできても、頭から突っ込んでしまいかねない。
この跳躍では着手の際の突きがきちんと行われており、上体を起こして着地に持ち込んでいる。着手後に左右のバランスを崩しかけるが、両腕を左右非対称にすることで着地までにバランスを立て直している。
見た目の派手さはないが、堅実な跳躍である。
Text : Masaru “TAROKEN” Maeda
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