個人総合年代別50代で2位となった内村周子(スポーツクラブ内村)の段違い平行棒。
この年代では高棒への移動を諦めて、低棒のみで前回りと後ろ回りだけして降りる選手が多い中、高棒への移動をしっかりと取り入れている。また高棒でのけ上がりも、やや肘は曲がるものの、しっかりと手首を返しており安定して実施できることがわかる。
さらに演技全体に亘って足がつま先まで伸びており、いわゆる「下駄を履く」ことがない。前回り、後ろ回りで脚が開いたり膝が緩んでもつま先を伸ばしていられるのは、日頃の練習からそこまで身体に染み込ませている成果だろう。
最後のフットひねり下りも、決して大きくはないものの膝を使って着地を取りにいっている。極力、減点されないよう努めた実施と言えるだろう。
Text : Masaru “TAROKEN” Maeda
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