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chiharu

ちはる:スポーツライターとして野球雑誌を中心に活躍中。大学時代に体操競技に携わり、それ以来、”体操愛”に目覚める。独自の人脈で”体操”に関する様々な情報を収集する。

第30回全国高等学校体操競技選抜大会

いよいよ体操競技もシーズンインだ。 3月22日第30回全国高等学校体操競技選抜大会が愛知県豊田市のスカイホール豊田にて行われた。男女ともに2班で編成され各60名が出場。2班には昨年の世界選手権で活躍した白井健三選手(岸根高校)、村上茉愛選手(明星高校)が出場しており、レベルの高い演技で会場を沸かせた。その他にも国際大会で経験を積んでいる萱和磨選手(習志野高校)、同じく龍和貴子選手(鳥栖高校)らが安定した演技を見せ、表彰台にあがった。 男子個人総合は89.250で萱が優勝、準優勝は87.600で谷川航(市立船橋高校)、白井が86.450で3位となった。 女子個人総合では村上が54.150で優勝、 …

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経験と自信で得た安定感 平均台3位 美濃部ゆう

平均台の上での絶対的な安定感は見る者を魅了する。 着地を成功させた美濃部ゆう(朝日生命)は笑顔を見せた。3位となったその演技を振り返り「フラつきも少なく、今できるベストな演技ができたかなと思っています」と振り返った。 美濃部の何よりもの武器は経験だ。オリンピックでの経験、世界での経験、その全てを自らの演技に落とし込んでいく。大人の魅力を十分すぎるくらいに表現し、強さと自信を持って演じていくベテランは「(3年後には)リオデジャネイロオリンピックがありますけど、自分としては1年1年やっていこうかなと思っています」。と目の前を見つめた。 TEXT:CHIHARU ABE

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最高の技で頂点へ 平均台優勝 笹田夏実

その技の成功は気持ちの強さの象徴だ。 笹田夏実はG難度の伸身宙返り1回ひねり上がりを成功させた。その後も高さのある抱え込み前宙やフラつきのない足持ちターンで安定感を見せると、さらに加点のために新しく組み込んだバク転~スワン~バク転などの組み合わせも成功させるなど、その勢いのまま表彰台の一番上へと上がった。 幅10センチの平均台で行われ、気持ちの動きは失敗や落下へと繋がる種目で高難度の技、軸の安定、そしてその表現力は圧巻だった。 TEXT:CHIHARU ABE

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高みを目指して ゆか3位 笹田夏実

進化させた技で勝負し、3位へと食い込んだ 連続技で加点を増やすなど、世界選手権の時とは大きく構成を変えて挑んだ。完成度こそ低かったが、来年へ向けてすでにスタートを切っていることをその演技でみせた。 「今回の世界選手権では最後に失敗があって悔いが残ったので、来年、再来年しっかり基礎技術なども練習して、リオデジャネイロオリンピックでは個人総合でメダルを取りたい」と話し、その意識の高さを感じさせた。 TEXT:CHIHARU ABE

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成功も失敗も・・・ 鉄棒 山室光史

最終種目でまさかの展開だ。山室光史(KONAMI)は序盤の伸身コールマンで落下。 気持ちを切り替えたかのように見えたが、続くコールマンでも落下してしまう。 6位タイという結果に「散々な感じだったが、新たな課題としてしっかり受け止めたい」と話したが、この2日間で見せた演技は確実に山室の復帰の兆しだ。 成功も失敗も来年への助走となったに違いない。来年はさらに高く跳んでくれるはずだ。 TEXT:CHIHARU ABE

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雰囲気を変える存在感 平行棒2位 加藤凌平

会場を一瞬で加藤凌平(順天堂大学)の世界へと引き込んだ。 直前に行われていた跳馬では日本人選手のミスもあり、会場の雰囲気は昨日までとは違っていた。それでも平行棒の2番手で登場した加藤は自らの演技に集中していく。屈伸ベーレ、モリスエなど高難度の技をていねいに演技すると着地をした瞬間、会場が沸いた。1年を締めくくるいい演技ができたと納得の演技で2位(15.475)となった。 今季を振り返り「ケガで悩まされながらもいい結果を出せたことは自信につながるし、また来年この自信を糧に頑張っていきたい」とその表情は1年前とは比べ物にならないほど自信に満ち溢れている。 派手なアクションをするタイプではない。クー …

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美しさを求めたエース 鉄棒優勝 内村航平

表彰台のてっぺんで、2013年を締めくくった。 内村航平(KONAMI)は最終種目の鉄棒で15.750の高得点を出し、見事に優勝を果たした。高さのある伸身コールマンや、アドラーハーフからコールマンへの連続技など次々と技を成功させると最後はピタッと着地を決め、笑顔で観客にガッツポーズを見せた。 この着地に本人は「絶対に止めに行くという気持ちで、技術面というより気持ちで止めたという感じでできたのかなと思います」と振り返る。 さらに今年は「『ムリせず頑張る』という目標を達成し、結果もすごくいい形でついてきて、来年とリオデジャネイロオリンピックに繋がるいい1年になったなと思います」と話した。難度の高い …

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動き始めた時間 跳馬 山室光史

山室光史(KONAMI)が試合で跳馬を飛んだ。 オリンピックで負傷したその足は、しっかりと着地を決めたのだ。1本目のドリッグスはピタリと止まり、会場からは割れんばかりの拍手と歓声が上がった。 2本目の前転とび前方伸身宙返り2回ひねりこそ尻もちをついてしまったが、その演技に誰もが笑顔になったはずだ。「復帰を早めたということもあって、痛みを伴いながらの試合だったので精神的にキツイ部分はあった」とその道のりは平坦ではなかったが、世界選手権でもメダルこそ逃したが、結果には満足している。そしてこの日の跳馬の演技にも納得はしている。 復帰を果たした1年を終え、山室は自分の体操を取り戻しつつある。「体も治っ …

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いつも通り・・・ 男子平行棒優勝 内村航平

前日のハプニングなどなかったかのように、いつもの内村航平(KONAMI)が戻ってきた。 マクーツからヒーリーをまるで一つの技なのかと思わせるほど自然に行うとモリスエ、開脚前宙腕支持をダイナミックに流れるように演じていく。難しい技さえ簡単に見せてしまうのが内村だ。 それでも「平行棒の着地ではちょっと止めに行きすぎました。1種目目だったのですごく反応が良くて弾んだ着地になってしまった」と反省も忘れない。それでもEスコア9.150の15.550と高得点を出し、ロンドン五輪の平行棒銀メダリストであるマルセル・ニューエンを抑え、見事に頂点に立った。 TEXT:CHIHARU ABE

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未来への敗戦 男子跳馬 白井健三

再び訪れた直接対決で白井健三(岸根高校)は敗れた。 世界選手権でその技を成功させたものは2名いる。白井と韓国のキム・ヒフンだ。この時は実施の美しさで白井が勝ったが今回は惨敗だった。 1本目に跳んだシライ/キム・ヒフンで尻もちをつくと2本目のドリッグスでも尻もちをつき13.912で10位。優勝したキム・ヒフンに1点以上の差をつけられてしまった。世界選手権で一躍有名となった白井は練習時間が減り、さらに腰痛も発症。わずかな狂いが命取りとなる体操競技において、その代償は大きかった。 そんな怒涛の1年を振り返り、「今年はゆかと跳馬でいい結果が出た一方で、個人総合でしっかり点数を取るという課題も見つかった …

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