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chiharu

ちはる:スポーツライターとして野球雑誌を中心に活躍中。大学時代に体操競技に携わり、それ以来、”体操愛”に目覚める。独自の人脈で”体操”に関する様々な情報を収集する。

挑戦した者 男子跳馬優勝 小倉佳祐

小倉佳祐 波乱の多い決勝だった。種目別では特に大技への挑戦が増える跳馬。それ故に、着地の乱れ、失敗も増えていく。リスクを背負ってでも、難しい技、派手な技に挑戦しようとするのは体操人の性なのか。 小倉の行った技はロペスとヨーツー。どちらもラインオーバーで減点はあったものの、2本とも15点を超えたのは小倉ただ1人だ。技の価値点が高いだけに少ない減点で押さえれば十分勝負ができる。失敗のリスクを恐れず挑戦する気持ちが小倉を2年ぶり2度目の頂点へと導いた。 TEXT:CHIHARU ABE

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戻ってきた覇者 男子つり輪優勝 岡村康宏

岡村康宏 接戦を制したのは昨年の覇者、岡村康宏だ。2位の田中和仁(徳洲会)との差はわずか0.05だった。2006、2007年と連覇したがその後4年間は山室光史(KONAMI)にその座を譲っていた。 その力強さは学生時代からのものだっただけに、ピークは過ぎたのか。そう感じた人も多かったかもしれない。 だが、岡村の存在感は健在だった。あきらかに強さは増し、演技構成、静止時間、静止姿勢のすべてで強さを見せつけると、着地を完璧に決め、連覇を決めた。 TEXT:CHIHARU ABE

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集めた視線 男子あん馬優勝 長谷川智将

長谷川智将 その派手さはガッツポーズだけじゃない。会場からも「おお」と声が漏れた。 あん馬の種目において観客が反応を示すことは少ない。その中で長谷川は目立ってみせた。 あん馬は日本人が苦手とする種目だ。鹿島文博がスペシャリストとして注目されたのはアテネオリンピック。鹿島が引退してからこの種目が注目されることはめっきり減った。落下のリスクが高く、一つひとつの技が分かりにくい。それゆえにファンが盛り上がることも少ない。 それでも長谷川は一気に視線を集めた。その注目度に引けを取らない派手さと確実に得点を重ねる技術。あん馬の未来を変える。 TEXT:CHIHARU ABE

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日本の未来を背負う男 男子ゆか優勝 白井健三

白井健三   ゆかの優勝者は他の追随を許さない圧勝で表彰台の一番上と、そして世界選手権への切符を手にした。白井健三(岸根高校)は15.900という世界選手権への派遣標準記録をマークし、体操男子では最年少となる16歳での出場を決めた。その白井の伝家の宝刀は4回ひねり。 現在の日本選手でこの技をできる選手は誰もいない。それを見事に成功させる強心臓ぶりは圧巻の一言だ。ゆかの決勝では一本目から着地をぴたりと決め、最後の大技4回ひねりの着地も決めるとガッツポーズが出た。 『(4回ひねりを)成功させれば(15.900を)出してくれると思う。そういう雰囲気になると思います』。前日にそう語っていた通 …

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【コラム】届かなかった想い 〜スペシャリストたちのドラマ〜

2013年、技のスペシャリストたちが競う全日本体操種目別選手権の舞台で、亀山耕平が用意してきたのはDスコア6.9。派遣標準得点の15.800を超え、優勝をするために準備してきた。高難度の技をいくつも入れ、それでもすみずみまで神経をいきわたらせたその演技は見るものを魅了した。 しかし下り技の直前、落下。-1.0の原点はあまりにも大きい。「悔しい。それだけ」演技後亀山は気持ちを隠すことはなかった。スポーツにおいてたられば、は禁句だが、攻めた結果だっただけに成功していれば、の気持ちが強くなる。 あん馬を苦手とする日本人選手において15.800を出すことは相当難しい。だがそれが不可能ではないことをいず …

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