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取材した大会のレポートを更新。現場からの臨場感あふれるレポートをお届けします。

最高の技で頂点へ 平均台優勝 笹田夏実

その技の成功は気持ちの強さの象徴だ。 笹田夏実はG難度の伸身宙返り1回ひねり上がりを成功させた。その後も高さのある抱え込み前宙やフラつきのない足持ちターンで安定感を見せると、さらに加点のために新しく組み込んだバク転~スワン~バク転などの組み合わせも成功させるなど、その勢いのまま表彰台の一番上へと上がった。 幅10センチの平均台で行われ、気持ちの動きは失敗や落下へと繋がる種目で高難度の技、軸の安定、そしてその表現力は圧巻だった。 TEXT:CHIHARU ABE Tags: 平均台(BB), 笹田夏美(Natsumi Sasada), 豊田国際(Toyota International Gymn …

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高みを目指して ゆか3位 笹田夏実

進化させた技で勝負し、3位へと食い込んだ 連続技で加点を増やすなど、世界選手権の時とは大きく構成を変えて挑んだ。完成度こそ低かったが、来年へ向けてすでにスタートを切っていることをその演技でみせた。 「今回の世界選手権では最後に失敗があって悔いが残ったので、来年、再来年しっかり基礎技術なども練習して、リオデジャネイロオリンピックでは個人総合でメダルを取りたい」と話し、その意識の高さを感じさせた。 TEXT:CHIHARU ABE Tags: ゆか(FX), 笹田夏美(Natsumi Sasada), 豊田国際(Toyota International Cup)

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成功も失敗も・・・ 鉄棒 山室光史

最終種目でまさかの展開だ。山室光史(KONAMI)は序盤の伸身コールマンで落下。 気持ちを切り替えたかのように見えたが、続くコールマンでも落下してしまう。 6位タイという結果に「散々な感じだったが、新たな課題としてしっかり受け止めたい」と話したが、この2日間で見せた演技は確実に山室の復帰の兆しだ。 成功も失敗も来年への助走となったに違いない。来年はさらに高く跳んでくれるはずだ。 TEXT:CHIHARU ABE Tags: 山室光史(Koji Yamamuro), 豊田国際(Toyota International Gymnastics Copetition), 鉄棒(HB)

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雰囲気を変える存在感 平行棒2位 加藤凌平

会場を一瞬で加藤凌平(順天堂大学)の世界へと引き込んだ。 直前に行われていた跳馬では日本人選手のミスもあり、会場の雰囲気は昨日までとは違っていた。それでも平行棒の2番手で登場した加藤は自らの演技に集中していく。屈伸ベーレ、モリスエなど高難度の技をていねいに演技すると着地をした瞬間、会場が沸いた。1年を締めくくるいい演技ができたと納得の演技で2位(15.475)となった。 今季を振り返り「ケガで悩まされながらもいい結果を出せたことは自信につながるし、また来年この自信を糧に頑張っていきたい」とその表情は1年前とは比べ物にならないほど自信に満ち溢れている。 派手なアクションをするタイプではない。クー …

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美しさを求めたエース 鉄棒優勝 内村航平

表彰台のてっぺんで、2013年を締めくくった。 内村航平(KONAMI)は最終種目の鉄棒で15.750の高得点を出し、見事に優勝を果たした。高さのある伸身コールマンや、アドラーハーフからコールマンへの連続技など次々と技を成功させると最後はピタッと着地を決め、笑顔で観客にガッツポーズを見せた。 この着地に本人は「絶対に止めに行くという気持ちで、技術面というより気持ちで止めたという感じでできたのかなと思います」と振り返る。 さらに今年は「『ムリせず頑張る』という目標を達成し、結果もすごくいい形でついてきて、来年とリオデジャネイロオリンピックに繋がるいい1年になったなと思います」と話した。難度の高い …

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動き始めた時間 跳馬 山室光史

山室光史(KONAMI)が試合で跳馬を飛んだ。 オリンピックで負傷したその足は、しっかりと着地を決めたのだ。1本目のドリッグスはピタリと止まり、会場からは割れんばかりの拍手と歓声が上がった。 2本目の前転とび前方伸身宙返り2回ひねりこそ尻もちをついてしまったが、その演技に誰もが笑顔になったはずだ。「復帰を早めたということもあって、痛みを伴いながらの試合だったので精神的にキツイ部分はあった」とその道のりは平坦ではなかったが、世界選手権でもメダルこそ逃したが、結果には満足している。そしてこの日の跳馬の演技にも納得はしている。 復帰を果たした1年を終え、山室は自分の体操を取り戻しつつある。「体も治っ …

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いつも通り・・・ 男子平行棒優勝 内村航平

前日のハプニングなどなかったかのように、いつもの内村航平(KONAMI)が戻ってきた。 マクーツからヒーリーをまるで一つの技なのかと思わせるほど自然に行うとモリスエ、開脚前宙腕支持をダイナミックに流れるように演じていく。難しい技さえ簡単に見せてしまうのが内村だ。 それでも「平行棒の着地ではちょっと止めに行きすぎました。1種目目だったのですごく反応が良くて弾んだ着地になってしまった」と反省も忘れない。それでもEスコア9.150の15.550と高得点を出し、ロンドン五輪の平行棒銀メダリストであるマルセル・ニューエンを抑え、見事に頂点に立った。 TEXT:CHIHARU ABE Tags: 内村航平 …

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未来への敗戦 男子跳馬 白井健三

再び訪れた直接対決で白井健三(岸根高校)は敗れた。 世界選手権でその技を成功させたものは2名いる。白井と韓国のキム・ヒフンだ。この時は実施の美しさで白井が勝ったが今回は惨敗だった。 1本目に跳んだシライ/キム・ヒフンで尻もちをつくと2本目のドリッグスでも尻もちをつき13.912で10位。優勝したキム・ヒフンに1点以上の差をつけられてしまった。世界選手権で一躍有名となった白井は練習時間が減り、さらに腰痛も発症。わずかな狂いが命取りとなる体操競技において、その代償は大きかった。 そんな怒涛の1年を振り返り、「今年はゆかと跳馬でいい結果が出た一方で、個人総合でしっかり点数を取るという課題も見つかった …

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天が与えし”カラダ” 男子ゆか クリスチャン・トーマス

180cmという長身は、体操選手としては諸刃の剣だ。技に迫力が出るが、その巨体を操るのは困難を極める。 特にゆかでは助走の1歩がラインオーバーにつながる。 そんなハンデを微塵も感じさせず、トーマスは脚力で勝負に出る。テンポから後ろとびひねり前方屈伸2回宙返り、助走からの前方屈伸2回宙返り、そして終末技も後ろとびひねりからの前方かかえ込み2回宙返りだ。 残念ながらしりもちやラインオーバーで上位には上がれなかったが、そのど迫力の演技は観客を魅了した。 重力という自然の摂理に抗うかのように、彼は今日も跳び続ける。 TEXT : MASARU “Taroken” MAEDA T …

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誰もが待ち望んだ復活 男子つり輪2位 山室光史

笑顔の山室光史(KONAMI)が帰ってきた。つり輪の力強さは今年1番だった。 姿勢、静止時間はもちろんその表情には余裕が見られた。丁寧に技をこなし、着地をピタリと決めると会場は沸いた。 その復帰を待ち望んでいた歓声と拍手は温かかった。調子は良くなかったという山室だが、つり輪にぶら下がった瞬間に「いける」と思ったという。 その理由を聞くと「経験です」と表情が緩んだ。ケガ、悔しさ、思うように体を動かせないもどかしさ、すべてを糧としてこの場所に戻ってきた。本当の笑顔が戻ってきた。 TEXT:CHIHARU ABE Tags: つり輪(RS), 山室光史(Koji Yamamuro), 豊田国際(To …

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