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取材した大会のレポートを更新。現場からの臨場感あふれるレポートをお届けします。

成功も失敗も・・・ 鉄棒 山室光史

最終種目でまさかの展開だ。山室光史(KONAMI)は序盤の伸身コールマンで落下。 気持ちを切り替えたかのように見えたが、続くコールマンでも落下してしまう。 6位タイという結果に「散々な感じだったが、新たな課題としてしっかり受け止めたい」と話したが、この2日間で見せた演技は確実に山室の復帰の兆しだ。 成功も失敗も来年への助走となったに違いない。来年はさらに高く跳んでくれるはずだ。 TEXT:CHIHARU ABE

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雰囲気を変える存在感 平行棒2位 加藤凌平

会場を一瞬で加藤凌平(順天堂大学)の世界へと引き込んだ。 直前に行われていた跳馬では日本人選手のミスもあり、会場の雰囲気は昨日までとは違っていた。それでも平行棒の2番手で登場した加藤は自らの演技に集中していく。屈伸ベーレ、モリスエなど高難度の技をていねいに演技すると着地をした瞬間、会場が沸いた。1年を締めくくるいい演技ができたと納得の演技で2位(15.475)となった。 今季を振り返り「ケガで悩まされながらもいい結果を出せたことは自信につながるし、また来年この自信を糧に頑張っていきたい」とその表情は1年前とは比べ物にならないほど自信に満ち溢れている。 派手なアクションをするタイプではない。クー …

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美しさを求めたエース 鉄棒優勝 内村航平

表彰台のてっぺんで、2013年を締めくくった。 内村航平(KONAMI)は最終種目の鉄棒で15.750の高得点を出し、見事に優勝を果たした。高さのある伸身コールマンや、アドラーハーフからコールマンへの連続技など次々と技を成功させると最後はピタッと着地を決め、笑顔で観客にガッツポーズを見せた。 この着地に本人は「絶対に止めに行くという気持ちで、技術面というより気持ちで止めたという感じでできたのかなと思います」と振り返る。 さらに今年は「『ムリせず頑張る』という目標を達成し、結果もすごくいい形でついてきて、来年とリオデジャネイロオリンピックに繋がるいい1年になったなと思います」と話した。難度の高い …

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動き始めた時間 跳馬 山室光史

山室光史(KONAMI)が試合で跳馬を飛んだ。 オリンピックで負傷したその足は、しっかりと着地を決めたのだ。1本目のドリッグスはピタリと止まり、会場からは割れんばかりの拍手と歓声が上がった。 2本目の前転とび前方伸身宙返り2回ひねりこそ尻もちをついてしまったが、その演技に誰もが笑顔になったはずだ。「復帰を早めたということもあって、痛みを伴いながらの試合だったので精神的にキツイ部分はあった」とその道のりは平坦ではなかったが、世界選手権でもメダルこそ逃したが、結果には満足している。そしてこの日の跳馬の演技にも納得はしている。 復帰を果たした1年を終え、山室は自分の体操を取り戻しつつある。「体も治っ …

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いつも通り・・・ 男子平行棒優勝 内村航平

前日のハプニングなどなかったかのように、いつもの内村航平(KONAMI)が戻ってきた。 マクーツからヒーリーをまるで一つの技なのかと思わせるほど自然に行うとモリスエ、開脚前宙腕支持をダイナミックに流れるように演じていく。難しい技さえ簡単に見せてしまうのが内村だ。 それでも「平行棒の着地ではちょっと止めに行きすぎました。1種目目だったのですごく反応が良くて弾んだ着地になってしまった」と反省も忘れない。それでもEスコア9.150の15.550と高得点を出し、ロンドン五輪の平行棒銀メダリストであるマルセル・ニューエンを抑え、見事に頂点に立った。 TEXT:CHIHARU ABE

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未来への敗戦 男子跳馬 白井健三

再び訪れた直接対決で白井健三(岸根高校)は敗れた。 世界選手権でその技を成功させたものは2名いる。白井と韓国のキム・ヒフンだ。この時は実施の美しさで白井が勝ったが今回は惨敗だった。 1本目に跳んだシライ/キム・ヒフンで尻もちをつくと2本目のドリッグスでも尻もちをつき13.912で10位。優勝したキム・ヒフンに1点以上の差をつけられてしまった。世界選手権で一躍有名となった白井は練習時間が減り、さらに腰痛も発症。わずかな狂いが命取りとなる体操競技において、その代償は大きかった。 そんな怒涛の1年を振り返り、「今年はゆかと跳馬でいい結果が出た一方で、個人総合でしっかり点数を取るという課題も見つかった …

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天が与えし”カラダ” 男子ゆか クリスチャン・トーマス

180cmという長身は、体操選手としては諸刃の剣だ。技に迫力が出るが、その巨体を操るのは困難を極める。 特にゆかでは助走の1歩がラインオーバーにつながる。 そんなハンデを微塵も感じさせず、トーマスは脚力で勝負に出る。テンポから後ろとびひねり前方屈伸2回宙返り、助走からの前方屈伸2回宙返り、そして終末技も後ろとびひねりからの前方かかえ込み2回宙返りだ。 残念ながらしりもちやラインオーバーで上位には上がれなかったが、そのど迫力の演技は観客を魅了した。 重力という自然の摂理に抗うかのように、彼は今日も跳び続ける。 TEXT : MASARU “Taroken” MAEDA

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誰もが待ち望んだ復活 男子つり輪2位 山室光史

笑顔の山室光史(KONAMI)が帰ってきた。つり輪の力強さは今年1番だった。 姿勢、静止時間はもちろんその表情には余裕が見られた。丁寧に技をこなし、着地をピタリと決めると会場は沸いた。 その復帰を待ち望んでいた歓声と拍手は温かかった。調子は良くなかったという山室だが、つり輪にぶら下がった瞬間に「いける」と思ったという。 その理由を聞くと「経験です」と表情が緩んだ。ケガ、悔しさ、思うように体を動かせないもどかしさ、すべてを糧としてこの場所に戻ってきた。本当の笑顔が戻ってきた。 TEXT:CHIHARU ABE

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強さと美しさの象徴 男子ゆか2位 内村航平

その美しさは観客の視線を釘付けにしたはずだ。 着地が多いゆかの演技には減点がついてまわる。着地のわずかな乱れ、空中姿勢、つま先の美しさ、そういったすべてのことが減点対象となる。 その中で内村航平(KONAMI)はEスコア9.100をたたき出した。ほぼ減点箇所は見つからないと言っていい。 だからこそ見る者の目は惹きつけられるのだろう。Dスコアで1点のリードを許した白井に優勝こそ譲ったが、種目別というスペシャリストが集う中で見事2位という結果を手にした。 「全コース着地が止まらないとよかったと思えない」と話す完璧主義者。他を圧倒するEスコアを出しても。これが“普通”なのだ。 TEXT:CHIHAR …

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凱旋試合で魅せたシライ 男子ゆか優勝 白井健三

2位に1点以上の差をつけて圧勝した。ゆかのスペシャリストである白井健三(岸根高校)が豊田国際で初優勝を果たした。10月に行われた世界選手権で自身の名がついたシライ(後方伸身宙返り4回ひねり)、シライ2(前方伸身宙返り3回ひねり)を入れた構成で観客を沸かせた。 最後に行ったシライではわずかにひねりが足りなかったと振り返ったが、美しい実施で唯一の16点台となる16.325で会場を沸かせた。 TEXT:CHIHARU ABE

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